2008 ダブルファイナル参戦記 page5

 自席に戻り、馬券をどう買おうかと検討していると別行動をしていたY氏も戻って来ました。そして開口一番「オモロないなあ」と一言。「全くやな」と返す管理人。パドックで感じられたダイワスカーレットの気配・デキの良さは、同馬を蹴飛ばす気マンマンだった二人の戦意を喪失させるのに充分なものだったわけです。

 結局、馬券のほうはエアシェイディを軸にマツリダゴッホとダイワスカーレットへの馬連を本線に、同じ組み合わせのワイドを押さえにし、それに加えてこの3頭の三連単ボックスも購入しました。

有馬記念本馬場入場

 いよいよ出走馬が本馬場へと入場してきました。馬券的な戦意は喪失気味ですが、9年ぶりの有馬記念現地観戦という事で、気分も盛り上がってきます。


自衛隊

 ファンファーレを演奏する陸上自衛隊中央音楽隊も準備完了。スターターが台に上がり、有馬記念のファンファーレが場内に響き渡ります。ガラス張りのこのエリアは寒さ知らずなものの、観客の熱気を感じられないのが少し残念です。


有馬記念1周目

 スタート直後、1番のカワカミプリンセスが一瞬ダイワスカーレットに絡んでいくような姿勢を見せましたが、結局控えて二番手に。ダイワスカーレットがマイペースで逃げる展開となりました。この展開になったことで、ますますダイワスカーレットが勝つ可能性が高まったように感じられました。


有馬記念ゴール前

 やがて馬群は3・4コーナーへ。ダイワスカーレットがますます快調に逃げる中、エアシェイディの手応えもいいようで管理人のボルテージも上がりつつ直線へ。

 ところが直線半ば、管理人の目にはエアシェイディの脚が止まってしまったように見え、あきらめた管理人は冷静に画像のような写真を撮ってしまう始末です。

 結局ダイワスカーレットの強さだけが際立ったこのレース。歴史的名牝の完勝劇を眼の前で見られ、そのことに関しては素直に「エエもん観たなあ」と感じられました。でも馬券の方は、、、

 と、モニターに映し出されたスローを見てみると、止まったと思っていたエアシェイディが何故か三着に。押さえで買っていたダイワスカーレットとのワイドが引っ掛かっていました。


有馬記念口取り

 本当に大勢の関係者が参加しての口取り。人数が多すぎて主役の姿がほとんど隠れてしまっているのが何とも言えません。


08年グランプリホース

 第53代グランプリホース、ダイワスカーレット。37年ぶりの牝馬による有馬記念制覇となりましたが、その強さはそんな性別云々の話とは別次元のレベルで、今回の勝ちっぷりにはただただ「強いなあ。。。」という溜息しか出ませんでした。

 今後は海外遠征を視野に入れているそうですが、是非ともその強さを海外でも見せつけて大活躍して欲しいと思います。海外で走ってくれた方が、こっちも馬券で痛い目に遭わなくて済みますし。。。 


有馬記念表彰式

 表彰式の様子。天皇賞では悔しい思いをされたことと思われますので、陣営も今回の勝利には喜びもひとしおのことでしょう。


有馬記念払戻

 最終レースの出走馬の様子を見ようとパドックに出てみると、掲示板には有馬記念の払戻が。

 ワイド6-13は1,360円。とりあえず損はせずに済みました。そして、三連複の配当、、、192,500円。二着に最低人気のアドマイヤモナークが突っ込んできたことによる高配当ですが、三連複2頭軸の総流し、買えない馬券ではないんですよね。自分の馬券に関する才覚の無さを痛感します。


ナッキーモール大混雑

 有馬記念の余韻に浸りつつ購入した最終レースの馬券、4・7・10番のワイドBOXはさっくりと外れ、08年の中央競馬が終了しました。

 馬主様と夕食に行くY氏とはここから別行動。馬主様にお礼を申し上げ、一行と別れます。

 船橋法典に向かうか、西船橋に向かうかで迷った末、結局無難に船橋法典に向かうことにしたのですが、ナッキーモールはご覧の通りの大混雑。途中何度も流れが止まりつつ、競馬場から駅までは30分以上の時間がかかってしまいました。

 有馬記念のように混雑する日は、正門から出て地上ルートで駅へと向かった方が早いのかもしれません。


京成船橋駅

 船橋法典の混雑を切り抜け、船橋に到着。ここで京成に乗り換えて成田へと向かいます。何故に成田?

 実は管理人の弟が現在成田で勤めており、この夜は成田で夕食でもということに。車通勤で年末も出勤のため、成田で一緒に宿泊し、翌朝は直接出勤してもらうことにしていたわけです。

 京成船橋から京成成田へは約40分。成田到着後は弟に迎えに来てもらい、今宵の宿へと向かいます。


 この日の宿は「インターナショナルガーデンホテル成田」のツインルームで、1泊素泊まり8,400円のプラン。ホテルには外国人の姿の方が多く見られ、「不景気で円高のこのご時世に、年末年始を日本観光で過ごすとはリッチな連中やなあ」などと思ってしまいました。

 ちなみに、管理人に「肉を食いたいなあ」とリクエストされた弟が、某携帯サイトで成田近辺の焼肉屋を検索し、電話で予約まで入れてくれていたのですが、若干迷いながらもその店に到着し、名前を告げると席に案内されたのでいざ着いてみると、テーブルにコンロがありません。周りを見てみると誰も肉を焼いておりません。と言うか、どう見ても居酒屋にしか見えません。

 「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ! 『俺は焼肉屋に来たと思ったら、いつのまにか居酒屋に来ていた』 な… 何を言ってるのかわからねーと思うが、俺も何をされたのか(以下略)」

 弟に件の携帯サイトを見せてもらうと、そこには焼肉の写真が。。。恐るべき成田の片鱗を(<しつこい)。まあ、文句を言うのもしんどいので、そのままその店で食事をすることに。ビールをあおれば気分も良くなり、翌日が心配になりつつもついついワインを1本空けてしまいました。こうして、成田の夜は更けてゆきます。

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