エプソム競馬場旅行記

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6月1日:4日目-Vodafone Ladies Day

 6月1日(金)、Vodafone Ladies Day当日。いよいよ、エプソム競馬場に突撃する日がやってきました。前日、「地下鉄初乗り4ポンド」に衝撃を受け、インターネットで調べた結果、「トラベルカード(Travel Card)」なるゾーン内フリー切符が存在することが判明。さらに調べると、エプソム競馬場の最寄り駅となるタッテナムコーナー(Tattenham Corner)駅とエプソムダウンズ(Epsom Downs)駅もゾーン内に含まれ、競馬場へはトラベルカード一枚あれば行って帰ってこられることが判りました。ちなみに、競馬場行きのバスが出発するエプソム(Epsom)駅はゾーン外となるようです。

 早速、パディントンの地下鉄駅でトラベルカードを購入します。タッテナムコーナー駅・エプソムダウンズ駅はZone6に属するので、Zone1-6のトラベルカードが必要です。券売機でも購入可能でしたが、トラベラーズチェックを使っておきたかったので、窓口で購入することに。パスポートを提示して、無事購入することができました。

 このトラベルカード、一枚でゾーン内の地下鉄、DLR(ライトレール)やトラム、さらには英国鉄道(National Rail)にバスまでもが乗り放題となります(一部例外を除く)。ピーク券(終日使用可能)とオフピーク券(平日は午前9時30分から、土・日・祝日は終日使用可能)があり、今回購入したのはZone1-6のオフピーク券で、料金は6.7ポンドでした。「地下鉄初乗り4ポンド」から考えると、恐ろしくおトクな切符です。というか、初乗り運賃の設定の方が意味不明です。(追記:ロンドンの鉄道機関はその後再編されており、現在、料金等が異なる可能性があります(実際、トラベルカードの料金も改定されています)。現状に関しては下記のウェブサイトをご参照下さい。)

(トラベルカードの詳細等はTransport for Londonウェブサイトをご参照下さい)

 前述のように、エプソム競馬場への最寄り駅は、タッテナムコーナー駅とエプソムダウンズ駅の二つがありますが、前者の競馬場までの距離が約半マイルなのに対し、後者のそれは約1マイルということで、タッテナムコーナー駅行きの列車に乗ることにしました。ロンドン中心部からタッテナムコーナー駅行きの列車は、日中だいたい30分に1本のペースで運行されています。

 ロンドン市内には、いくつかの大きなターミナル駅がありますが、一日目はその中の一つ、チャリングクロス(Charing Cross)駅からタッテナムコーナー駅行きの列車に乗ることにしました。まずは、地下鉄でパディントンからチャリングクロスへと向かいます。その道中、ビデオカメラを見てみると、静止画用のメモリーカードが挿入されていないことに気づきました。どうやら、ホテルの部屋においてきてしまった模様。取りに戻るのも面倒なので、この日は動画を中心に撮影することにしました(というわけで、以降の画像には動画からキャプチャしたものが含まれます)。

トラベルカード

 トラベルカード。“123456”が利用可能なゾーンをあらわします。磁気券なので、自動改札も通ることができます。一日用と三日用がありますが、一日当りの値段は変わりありません。(追記:料金改定後、三日用は無くなっている模様です。)

チャリングクロス駅

 チャリングクロス駅。平日の日中、ロンドンからタッテナムコーナー駅へ向かう列車は、この駅から30分おきに出発します(07年6月当時、10時41分発以降)。

チャリングクロス駅ホーム

 駅のインフォメーションで次のタッテナムコーナー駅行きの列車を尋ねると、「10時41分、3番線発」との事だったので、薄暗いプラットホームでのんびりと列車の入線を待ちます。

 ところが、しばらくして3番線に入線してきたのは、どう見ても優等列車の風格漂う車両。「これは違うやろ」と、あわてて隣の4番線に停まっていた列車を見てみると、“Tattenham Corner"の表示が。。。どうやら、日本のように発車番線がきっちりと決まっているわけではないようで(よく言えばフレキシブル)、注意が必要です。

タッテナムコーナー駅

 チャリングクロス駅を出発し、列車は50分少々かけて終点のタッテナムコーナー駅に到着しました。二つのG1が行われるわりには、のんびりとした雰囲気でした。やはり、平日だからでしょうね。

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