ダービー当日、競馬場脇を通る道路を跨ぐ陸橋には、このような横断幕が掲げられていました。
世界中で「ダービー」と名のつくレースが行われていますが、その元祖であり、200年以上の歴史を持つイギリスダービー。この横断幕からは、“THE DERBY”の格と伝統に対する自信や誇りといったものが感じられます。
今回、その特別なレースの現場へと実際に行くことができたこと、そして近代競馬発祥の地でもあるイギリスの競馬に触れ、そのスケールの大きさなどを感じられたことは、競馬好きの自分にとって貴重で忘れることのできない体験となりました。
一方で、JRAの競馬場を始めとする日本の競馬場の多くが、特にギャンブルレジャー施設としては非常に充実した設備を誇っていることも確認させられました。100円や200円の入場料で利用できる空調完備のスタンド内には、馬券の発売窓口がズラリとならび、場内のいたるところに設置された数多くのモニターは、オッズなどの大量の情報を我々に提供してくれます。馬券重視の競馬ファンにとって、日本の競馬場環境は非常に恵まれたものであると思います(そこで楽しんだ上で金を吸い上げられるのは、個々の責任ということで)。
馬に騎手が乗り、競走して一着を争うという、競馬の本質は同じでも、それを取り巻く環境や文化はそれぞれの国や地域によって異なってくるんだな、感じることができた今回の旅でした。機会があれば、また海外の競馬に触れに旅をしたいな、と思います。
Copyright (C) pakapaka_go. All Rights Reserved.