日本北上競馬旅 page13

 5レース後に行われたバックヤードツアー。集まったファンは管理人も含めて4人と寂しい人数でしたが、業務時間のど真ん中に業務エリアを見学させていただけるという、大らかというか、他の競馬場ではなかなか無いファンサービス企画でした(関係者の皆様にお礼申し上げます)。

装鞍所

 まず向かったのがこちらの装鞍所です。言わば馬の控え室のような場所でしょうか。お忙しい最中、装鞍の手順について詳しく解説していただきました。


検量室

 続いては検量室をご案内いただきました。一角には勝負服が所狭しと掛けられた騎手の着替えスペースのような場所があり、体育会系の部室のような雰囲気が漂っていました。

 そんな雰囲気とは裏腹に、隣の部屋では洗濯機がフル稼働で勝負服を洗っており、こちらの検量室までフローラルな香りで一杯になっていました。


決勝審判室

 検量室を出て階段を上り、着順判定室にやって来ました。こちらの担当の方も、業務中にも拘らず着順判定の仕組み等について丁寧に解説下さいました。ファンへの対応が良すぎて驚きます。


ストップウォッチ

 こちらは、走破時計計測用のボタンだそうで、「JRAなんかは自動計測なんですけど、ウチはお金がないですからね~」と苦笑いしながら説明をして下さいました。もう一人計測を行う方がいるそうで、二人の計測結果を照らし合わせたものが公式タイムとなるそうです。ちなみに、二人の結果がずれることはほとんど無いとの事。


ゴール前

 短い時間ながらも内容の濃いバックヤードツアーが終了し、スタンド前へと戻って来ました。辺りも暗くなり、いよいよナイター開催らしさを増してゆきます。


ポラリス☆ドーム

 6レースはパドックをチェックしていないので馬券はパスする事に。ポラリス☆ドームにも灯がともり、黄色系の明かりが独特の雰囲気を醸し出しています。

 6レースが終了し、時計の針は19時に近づいてきました。体力が残っていなければ、帰りは素直にタクシーを呼ぼうかとも考えていたのですが、どうやらまだまだ余裕がありそうだったので、歩く事に決定。余裕を持って7レースで馬券を切り上げ、富川駅へとのんびり向かう事にしました。


スターター

 という訳で、7レースがこの旅最後の馬券勝負になります。パドックをじっくりチェックして良く見えたのは2番人気の4番。1番人気の馬(1番)は抜けていそうなので、素直に1・2番人気馬の馬連・枠連を購入しました。

 7レースは1,800mの一戦という事でスタンド前からの発走となります。スターターが台に上がり、いよいよ7レース「ケフェウス特別」のスタートです。


7レーススタート

 7レースのゲートオープン。1番、4番共に無難なスタートを決めました。レースは人気の1番に6番の馬が絡んで2頭が後続を大きく引き離す形で展開してゆきました。管理人期待の4番は中団よりやや後方といった辺り。

 やがて馬群は最後の直線へ。1番が6番を振り切り、リードを保ったままゴールへと向かう中、4番はなかなか前との差を詰める事ができません。結局、1番が2着に4馬身をつける逃げ切り勝ちを収めた一方、4番は3着まで押し上げるのが精一杯という結果に終わりました。


優駿ドリームゲート

 これにて今回の馬券勝負は全て終了。旅のトータルとしてはほんの少しプラス、と言うよりはほぼトントンといった収支となりました。

 スタンド前からはホクトくんで入場門まで送ってもらい、門別競馬場を後にします。次に訪れる機会を作る事ができるのがいつになるかは分かりませんが、是非リベンジを果たしに来たいものです。


夜空

 乗車予定の列車の富川駅発は20:46と余裕があるので、のんびりと歩みを進めてゆきます。

 空を見上げると、広がるのは競馬場が夜空に描く明と暗。周りにあるのは牧場ばかりなので、尚更ナイター照明の明るさが際立ちます。


ページの一番上へ



inserted by FC2 system