日本北上競馬旅 page15
8月5日:7日目-引き続き日本海クルージング?
日本海上で迎える旅行最終日の朝。目覚めると非常に静かで、まだ早いのかな、と思いつつ携帯を見ると時刻は7時半をまわったところでした。寝台列車では朝早くに「おはよう放送」が流れて起こされてしまうのですが、このフェリーではそういった事も無くゆっくりと眠る事ができました。顔を洗ってスッキリ目を覚まし、朝食を摂るべくレストランへと向かいます。
レストランでの朝食はバイキング形式で料金は1,000円でした。比べてばかりで申し訳ありませんが、寝台列車の朝定食1,600円と比べればかなりリーズナブルな料金と言えます。
そんな朝食バイキングですが、思っていたよりも利用客はまばらでレストランは寂しい状態でした。フェリー会社にとっては非常に厳しい状況が続いているこのご時世、こういった妥当な価格のものは積極的に利用しておきたいものです。
船内では長い「クルージング」を退屈せずに楽しんでもらうべく、映画放映や画像のようなパフォーマンスが行われていました。動いている船、天井の低い場所といった状況でも難なくジャグリングをこなすのは流石にプロ、といったところでしょうか。
エントランス脇には現在位置を知らせるモニターが設置されています。この日は波も非常に穏やかで、順調に敦賀へと向かっている様子です。
午後は自分のベッドで当サイト用のHTMLファイルをちまちまいじって過ごしました。ノートPCがあると、こういった暇つぶしもできて便利です。時間はたっぷりとあったので、今回の旅で初めて探訪した新潟競馬場と門別競馬場の各ページがほぼ出来上がってしまいました。
時刻は17時を過ぎ、浴室の使用時間が終了する前にひとっ風呂浴びた後、レストランで風呂上りの一杯をいただきました。
アテにはザンギ(380円)を選択。味は良かったのですが、もう1個ぐらいプラスされていればボリューム的にも満足行ったかな、といった感じです。生ビールは通常500円のところ、キャンペーンで400円となっていました。
夕焼けが迫る大海原を眺めつついただくビールもまたオツなものです。
8月に入ったというのに、梅雨が明けているのかどうかさえもよく分からないという異常気象の中での旅となりましたが、傘を差す状況にほとんど見舞われる事が無かったのは幸運だったと言えるでしょう(唯一傘を差したのは、蟹田駅で列車を待つ数分間だけでした)。
食後は引き続き海を眺めつつ、マッサージチェアでリラックスタイム。こちらのマッサージチェアの使用料は10分100円と、かなり良心的なものでした。
やがて日が沈むと、「クルージング」は敦賀港までのラストスパートに突入。下船準備をしつつ、到着の時を待ちます。
約21時間の航海を終え、船は予定通りの時刻に敦賀港に到着しました。遅れるとこの日の内に大阪に辿り着けない恐れもあったのですが、どうやら大丈夫なようです。
敦賀駅 | 21:10発 | JR西日本・普通 米原行 |
長浜駅 | 21:49着 | |
22:02発 | JR西日本・新快速 姫路行 | |
新大阪駅 | 23:50頃着 (約15分遅れ) |
|
0:01発 | 大阪市営地下鉄御堂筋線 なかもず行 | |
淀屋橋駅 | 0:10着 |
敦賀港から直行バス(運賃340円)に揺られること15分ほどでJR敦賀駅に到着しました。駅前商店街で弁当を購入し、18きっぷに印を押してもらってホームへと向かいます。
敦賀からはまず米原行の普通列車で長浜駅まで向かいます。この車両を見ると、「ああ、戻ってきたんやなあ」と少し寂しくなってしまいました。
車内でこの旅最後の食事をいただきました。個人商店で購入した弁当は手作り感あふれる、コンビニ弁当とはまた違った味わいのある弁当でした。
この後は長浜で新快速に乗り換え大阪まで向かった後、環状線で京橋まで行き、そこから京阪で帰る予定だったのですが、旅の最後の最後に誤算が発生してしまう展開に。
まず誤算一つ目は、長浜始発という事でのんびり座って帰れると思っていた新快速が、この日長浜で行われた花火大会の影響で通勤ラッシュ並みの混雑となっており、立ちっ放しで帰る羽目になってしまった事。
そして誤算二つ目が、元町の高架下で発生した火事の影響で新快速が新大阪手前でストップしてしまい、その後何とか新大阪駅には到着したものの、前が詰まっているため大阪駅にいつ辿り着けるか分からないという状況に陥ってしまったという事でした。
運転再開を待っていると、京阪の終電にすら間に合うかどうかがハッキリとしなかったので、仕方なく新大阪で御堂筋線に乗り換え、淀屋橋へと向かいました。
結局、何とか京阪の終電には間に合い、最寄り駅には0:30過ぎに到着。ヘトヘトになりつつ我が家へと向かったのでした。
最後はグダグダになってしまいましたが、競馬場に種牡馬見学、観光に鉄分補給と盛り沢山で楽しむ事のできた今回の旅はこれにて終了です。またいつか、今回のような充実した旅をする機会を作る事ができれば良いなあ。。。
それはともかく、これで現在開催している競馬場の内、未探訪なのはJRAの福島競馬場と札幌競馬場(道営開催時には訪れましたが)の二場を残すのみとなりました。全場踏破達成は目の前です。