日本北上競馬旅

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8月4日:6日目-ノーザンホースパーク&社台SS

 北海道滞在も最終日。この旅行記にもようやく競馬ネタが戻ってきます。この日はいよいよ個人的地方競馬場最後の地、門別競馬場を探訪しますが、午前中は馬産地北海道旅行らしく種牡馬見学へと向かいました。

苫小牧駅 8:28発 JR北海道・普通 札幌行
南千歳駅 8:48着
8:58発 JR北海道・快速エアポート82号 新千歳空港行
新千歳空港駅 9:01着
9:19発 JR北海道・快速エアポート93号 札幌行
南千歳駅 9:22着
9:28発 JR北海道・快速エアポート86号 新千歳空港行
新千歳空港駅 9:31着
じゃがポックル

 新千歳空港到着後、まずは前日のリベンジを果たすべく土産物屋街へと向かい、無事お目当てのブツをゲットする事ができました。

 カルビーが北海道限定発売をしている「じゃがポックル」。今回初めて現物を手にしたのですが、お土産としても好評でしたし、自分でも食べてみて人気になるのも納得の美味しさでした。

 お土産も無事ゲットできたので、身軽になるべく荷物をコインロッカーに預けました。本来は空港内で預ければいいのですが、今回は帰りの送迎バスから列車への乗り換えが非常にタイトなものになりそうだったので、一旦南千歳駅に荷物を預けに行き、さらに空港へと戻って来ました。こういった事をやりやすいのもまた、フリー切符の強みと言えます。

送迎バス

 今回訪れたノーザンホースパークへは、新千歳空港から無料の送迎バスが運行されています。ウェブサイトで案内されている⑥のりば付近で待っていると、予定通り10時にバスが登場しました。現地には案内等が一切ありませんが、ひと目でそれと分かるバスが来るので安心です。

ノーザンホースパーク園内

 新千歳空港から15分ほどでノーザンホースパークのゲートに到着。車内で入場料500円を徴収されました。ノーザンホースパークのバス乗り場に到着後、バスは社台スタリオンステーションに行き先を変え、種牡馬見学目的の乗客はそのままバスで社台SSに向かいます(ホースパーク~社台SS間の無料送迎バス運行は期間限定となっているようです。詳しくはノーザンホースパークのウェブサイトをご参照下さい)。

社台SS看板

 バスは雄大な農場地帯の中を走り、15分ほどで社台SS見学場に到着しました。新千歳空港~社台SS間を無料送迎してくれる事を考えれば、ホースパークの入場料500円も安いと感じられます。

グリーンテラス

 社台SS見学場にはカフェとグッズショップが併設されています。中には記念スタンプが用意されており、絵柄は10年以上前に一度こちらを訪れた際に見学できた2頭、メジロマックイーンとトウカイテイオーのものでした。

展示案内

 社台SSでは夏季に入ると見学できる種牡馬、時間が非常に限られます。いくら北海道とは言え、暑い時期に大事な種牡馬に無理をさせる訳にはいけませんし、当然の措置なのですが、じっくりたっぷりと見学したい場合には夏季を避けた方がいいでしょう。

 とは言え、今回見学できる馬はあのディープインパクト。やがて時刻が11時になろうとする頃、見学者が大勢待ち構える中、係の方に引かれてディープがやって来ました。

社台SS 種牡馬展示の様子(ディープインパクト)

 上の画像の通り、展示時間は5分間と案内されています。そしてこの動画をご覧いただければお分かりいただけるように、本当に5分間の展示となっています。送迎バスは1日1便、11時からの展示に間に合うように運行されていますが(以上の情報は09年夏季のものです)、車で訪れる際は、事前にノーザンホースパークのウェブサイト等で展示時間を調べた上で、その時間に遅れないよう注意が必要です。

社台SS 種牡馬展示の様子

社台SS 種牡馬展示の様子

ディープインパクト

 06年宝塚記念以来、3年ぶりに目の前にしたディープは、種牡馬の風格を漂わせていました。飛び回るアブを気にして体を震わせる度に、腹周りがブルンブルンします。

草を食む

 大勢の人々を前にしても、場慣れしているようでマイペースな振る舞いのディープさん。5分間のお勤めを終えると、元来た道をのんびりと戻っていきました。

 種牡馬としても成功を収められるのかどうか。産駒のデビューが楽しみです。

おうまの親子

 種牡馬展示終了後、帰りのバス出発までは少々時間があったので、お隣の放牧地を覗かせていただきました。この中に未来のGⅠ馬がいるかも。。。

とねっこ

 とねっこにもいろんな仔がいるようで、辺りを駆け回る仔もいれば、この仔のように群れから離れた場所でまったりモードのマイペースな仔もいます。成長して競走馬になった時に、この頃の性質が影響するのかどうか興味深いところです。

 放牧地をのんびり眺めた後、まだ出発までは少々時間がありましたがバスに戻ってみると、運転手の方がそれまで切っていたエンジンをかけて冷房を入れてくれるという、環境には優しくないけど管理人には優しい気遣いをして下さいました。その後、出発までの時間雑談している中で、これから列車で富川まで行き、そこから徒歩で競馬場に向かう事を話すと、「いや~、仕事が無かったら車で送ってあげるんですけどね~」って、気前が良過ぎな運転手氏なのでした。

ソフトクリーム

 そんな気前の良い運転手氏に入場料500円だけで送迎していただくのは何だか気が引けたので、少しはノーザンホースパークにもお金を落としていこうという事で、まずはソフトクリーム(300円)を売店にて購入。暑い中いただくソフトクリームは良いものです。

フサイチペガサス

 新千歳空港尾行きの送迎バスが出るまでのしばらくの間、園内を見て回りました。黄金に輝くこちらの馬、近づいて見てみると何故かフサイチペガサスでした。黄金なのも何となく納得ですが、この馬って社台と何か絡みがあったかなあ、なんて思ってしまいました。(で、調べてみると、ケンタッキーダービー前に社台が40%の権利を取得していたんですね。知らんかった。。。)

展示室

 ノーザンファーム絡みの展示が行われているホースギャラリー。ディープインパクトのセール時のカタログや、サンデーサイレンス導入時の新聞記事なども展示されており、なかなか楽しめます。

スタリオンブック

 そして最後に、グッズショップで05年の社台SS種牡馬カタログを購入しました。なぜ05年なのか?単に処分特価で700円になっていたからです。関係者には無料配布されるものなのかもしれませんが、フルカラー150pのしっかりとしたカタログで700円はいい買い物でした。

 やがてバス出発の時間となり、ノーザンホースパークを後にしました。初めて訪れたホースパークは来場者が多く、想像していたよりもずっと賑わっているレジャースポットでした。

 バスは定刻の12時40分にノーザンホースパークを出発しました。事前に聞いていた空港までの所要時間は20分という事で、到着予定は13時ちょうど。そして、そのあと乗車予定の列車の新千歳空港駅出発は13時04分なので、間に合うかどうか微妙な状態でした。時計とにらめっこしながら、空港のバス乗り場には予定通りの13時ちょうどに到着。バスを降り、運転手氏にお礼を言うと同時にダッシュで駅へと向かいます(危ないので自重するべきなんですけどね)。その甲斐あって、何とか列車に間に合いました。

 この列車に間に合っていなければ、南千歳から苫小牧の間で特急を利用しなければならない羽目になっていたので、1,130円の値打ちあるダッシュとなりました。

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