周りは牧場だらけなだけに、歩いていて薄気味悪くなるくらいに真っ暗だったら嫌だな、等と思っていたのですが、国道沿いだけあってそういった事は無く、行きに一度歩いた道という事で帰りは目的地が近づいてくるのも早く感じられました。
入場門から歩いて35分ほどの場所にあったのが、こちらの富川シティホテルです。富川駅からは15分程度の距離と考えられ、泊りがけで門別競馬場を訪れる際には便利な宿と言えるかもしれません。
さらに歩く事10分ほどで、グルメシティまで戻ってきました。閉店時間の近づくこちらで、半額処分となっていたパック寿司を購入し、富川駅へと向かいます。
富川駅 | 20:46発 | JR北海道・普通 苫小牧行 |
苫小牧駅 | 21:27着 |
苫小牧行の最終列車となる、富川駅20:46発の普通列車に乗り、苫小牧駅に戻ってきました。北海道&東日本パスの利用はこれにて終了。総距離1,604.8km、全く同じルートを正規で利用すればおそらく21,280円の料金がかかっていたものと計算されますので、半額以下で利用できた事になります。
コインロッカーの荷物を回収し、駅前のバスターミナルにやって来ました。ここから、今回利用する新日本海フェリーの出港に合わせて直行バスが運行されています。
苫小牧東港までは約40分、運賃は700円となっています。夏休みの繁忙期ですが、バスに乗り込んだ客は管理人を含めて3人。それだけ徒歩でフェリーを利用する人間は少ないという事だと思われますが、そんな数少ない徒歩客のために直行バスを運行してくれているというのは、ありがたいサービスだと言えます。
そんな直行バスですが、途中からは街灯もほとんど無く真っ暗闇の中を爆走します。そのスピード感には軽く恐怖を覚えるほどでしたが、結局フェリーターミナルには予定通り40分をかけて到着。
予定通りの到着という事は、法定速度を守った上での走行だったのでしょう。あのスピード感も自動車道を通り、周りが見えなかったからこそ感じただけなんでしょう。でも、なかなかスリリングでした。
フェリーターミナル到着後は、売店でビールを調達したりしつつ、ロビーで乗船案内を待ちます。
これから利用するのは、苫小牧と福井県の敦賀を約21時間かけて運航する便です。2等寝台利用で運賃は12,700円と、時間はかかりますが非常にリーズナブルな移動手段となっています。
新日本海フェリーでは、船旅を「クルージング」として売り込んでいます。そんなわけで、約21時間をかけた優雅な(?)クルージングで今回の旅を締めくくります。
苫小牧東港 | 23:40発 | 新日本海フェリー 敦賀行 |
敦賀港 | 翌20:30着 |
乗船が開始され、新日本海フェリーの誇る大型フェリー「すいせん」に乗り込みます。一歩足を踏み入れると、そこには吹き抜けの豪華なエントランスが広がっており、そこが船の中とは思えないほど設備が充実していました。
フロントで寝床となるベッドを割り当ててもらい、荷物を置いてまずは浴室に向かいました。一日中動き回った疲れと汚れを洗い流し、遅めの夕食タイムにします。
グルメシティで調達したパック寿司は半額で349円の処分品でしたが、生うにやいくらも入った充実のラインナップ。北海道の締めにふさわしくサッポロクラシックと共にいただきました。
船は港を離れ、いよいよ北海道ともお別れです。おいしいものも見所も競馬もたっぷりの北海道。次は是非、札幌競馬場のJRA開催時を狙って訪れたいところです。
今宵の寝床はこちらの2等寝台下段です。枕元にはライトのほかコンセントも備わり、ノートPCの充電等に重宝しました。
管理人が割り当てられた部屋には一人利用の旅客が集められていたようで、話し声も無く非常に静か。揺れの方も出港後しばらくは若干大きかったものの、寝台列車の揺れに比べればカワイイもので、ぐっすりと眠ることができました。
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