道営・ばんえい・JRA 北海道競馬はしご旅 page2

6月26日:2日目-北海道上陸

 北斗星での一夜が明け、目覚めると既に列車は北海道をひた走っていました。二週間ほど前に発生した岩手・宮城内陸地震の影響で徐行運転区間があったため、予定より30分ほど遅れての運行となっていましたが、急ぐ旅でもないので全く問題なし、というかいっその事、二時間以上遅延してくれて特急料金の払戻があればラッキーなのに、なんて思う人も結構いらっしゃったかも(管理人はフリーきっぷ使用なのでどっちにしろ払戻はありません)。顔を洗いしばらくすると、朝食営業開始の案内が流れてきたので、早速食堂車へと向かう事にしました。

朝のグランシャリオ

 パブタイムに引き続き、朝食営業もなかなかの盛況ぶりでした。窓からは朝日が射し込み、「グランシャリオ」には夜とはまた違った雰囲気が漂います。


和朝食

 朝食はご飯・味噌汁セットとパン・スープセットのどちらかを選ぶことができます。管理人はご飯派なので、ご飯・味噌汁セットをチョイスしました。


コーヒー

 食後にはコーヒーまたは紅茶がついて、朝食の値段は1,600円となっています。

 決して安くはない値段なのは確かですが、流れる景色を楽しみながら出来たての食事をいただく機会はめったにありませんし、個人的には景色をほとんど望めないディナー・パブタイムよりも朝食営業を利用する方がオススメだったりします。


機関車付け替え1

 食堂車での朝食を楽しんでしばらくすると、列車は函館駅に到着しました。ここでは電気機関車からディーゼル機関車への付け替えが行なわれます。


機関車付け替え2

 ここから終点の札幌までの牽引を担当するディーゼル機関車がやって来ました。北斗星カラーに塗装され、重連の堂々とした佇まいです。


機関車付け替え3

 連結作業が終了し、出発の時を待つ北斗星。いよいよ札幌に向けてのラストスパートに入ります。


大沼公園

 札幌へのラストスパートに入ったとは言え、函館から札幌までは5時間弱の道のり。車窓を楽しんだり惰眠を貪ったりしながら、寝台列車の旅をまったりと過ごします。


開放B寝台通路

 結局30分ほどの遅れが最後まで取り戻されることは無く、札幌駅到着は正午前の事となりました。


札幌駅 12:30発 JR北海道 特急スーパーカムイ21号 旭川行
旭川駅 13:50着
スーパーカムイ21号

 札幌駅到着後、まずは駅地下のホットスポットに行き、帝王賞のレースリプレイを視聴しました。フリオーソはさすがにあのメンバーですんなりと逃げれば楽勝でしたね。

 兵庫県馬券が外れた事を確認し、みどりの窓口で旭川行き特急の指定席券を発券してもらいました。これから乗車するのは12:30発のスーパーカムイ21号です。


uシート

 スーパーカムイの指定席は「uシート」と名付けられ、各席には電源コンセントが備わり自由席に比べゆったりとした造りになっています。道内では「指定席乗り放題」なのでuシートを利用しない手はありません(余談ですが、実際に「ぐるり北海道フリーきっぷ」を利用してみると、「指定席乗り放題」と言うより「指定席券発券し放題」だったような気がするのですが、問題は無いのかな、とちょっと心配になりました)。

 スーパーカムイは札幌~旭川間を最高速度130km/hで爆走します。北海道らしい雄大な車窓を眺めていると、旭川までの80分間はあっという間に過ぎ去りました。


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