道営・ばんえい・JRA 北海道競馬はしご旅

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ビールで一息ついた後は馬券を購入しつつ、最初で最後の旭川競馬場でのひと時を楽しみました。

大型ビジョンと旧掲示板

 大型ビジョンは移動式のもので、着順掲示もこちらで行なわれていました。一方、使われなくなった着順掲示板にはばんえい競馬開催の名残である「馬場水分」の文字が見られました。

ゴール板

 そして、ゴール板の向こうにはばんえい競馬のゴール板が残っていました。障害は撤去済みでしたが、これらの他にも場内にはばんえい競馬開催の遺構をいくつか見かける事ができました。

本馬場入場

 こちらは7レースの本馬場入場の様子です。固まって馬溜まりへと向かっていく様子からは、何となくのほほんとした雰囲気を感じます。

誘導馬

 誘導馬のおねいさんは観客に向かって気さくに手を振るなど、サービス精神旺盛な方のようでした。

10レースのスタート

 旭川の日没は大阪なんかに比べると大分早いのではないかと思いますが、一年で最も日の長い時期なだけに、19時を過ぎた頃になってようやく辺りが暗くなってきました。いよいよナイター競馬らしくなった雰囲気の中、10レースのファンファーレが場内に響き渡ります。

10レース最後の直線

 10レース「スウェプトオーヴァーボード賞」の最後の直線の攻防。この画像の時点で抜け出していた11番のミラクルカフェに、二番手集団最内の4番スカーレットリバーが襲いかかり、ハナ差交わしたところがゴールでした。

 ちなみにこの2頭は一年後の6月25日、アルデバラン特別でこの時以来一年ぶりに顔を合わせ、ミラクルカフェ1着、スカーレットリバー4着と、ミラクルカフェがこの時の雪辱を果たす結果となったようです。

フロイラインカップ パドック

 続く11レースはこの日のメインレース、3歳牝馬限定の重賞「フロイラインカップ(H3)」でした。照明に照らされたパドックを出走各馬が周回しています。

ディアダンサー

 こちらが1番人気に推された5番のディアダンサー。重賞戦線でもそこそこの好走をしてきた実績を買われてのものだったのでしょう。

 ここまで管理人の馬券は全滅だったのですが、パドックを見て、馬柱を見て、この馬は完全に切りました。この買い方が吉と出るのか、凶と出るのか。。。

ザンギ・いも・焼酎

 フロイラインカップの馬券を購入後、夕飯として購入したザンギに揚げいも、焼酎です。250円でコップになみなみと注がれた焼酎で気持ち良くなりつつ、フロイラインカップの発走を待ちます。

フロイラインカップスタート

 場内に重賞のファンファーレが流れ、フロイラインカップのゲートが開きました。1番人気を切った管理人の馬券の行方はいかに。。。

ウィニングラン

 とまあ、買い目を記していない(とゆうより、どの馬を買ったのかすら覚えていない)時点で外れたのはバレバレで。最初で最後の旭川競馬場探訪は全敗という結果に終わりました。

 管理人の握っていた馬券をあざ笑うかのように、結局ディアダンサーが2着に7馬身差をつける圧勝劇で重賞初制覇を飾りました。

口取り

 フロイラインカップの口取り。鞍上の服部茂史騎手は、自身通算700勝目を重賞制覇で飾る結果となりました。

またのご来場を。。。

 メインレースの表彰式を見届けた後、最終レースはパスして競馬場を後にすることにしました。

 またの来場をお待ちいただいても、開催期間はこの時点で残り三ヶ月半。個人的には、二度とこの場所を訪れる事は無いのでした。

闇夜に浮かぶ入場門

 最初で最後の探訪となった旭川競馬場。ほのぼのとした空気が漂い、食べ物も美味しく、ナイター競馬の雰囲気も味わえる、現地を訪れてみてなかなか楽しい競馬場でした。

 それだけに、ホッカイドウ競馬の経営不振の影響を受ける形で、旭川から競馬の灯が消えてしまったのは残念でなりません。旭川競馬場から門別競馬場への転換が功を奏し、ホッカイドウ競馬が今後も続いていくことを祈らずにはいられません。

 この日の宿は、旭川駅からバスで10分ほどの場所にある「ファミリーホテル オノデラ」。部屋はごく普通のビジネスホテルといった感じで、1泊3,980円でした。チェックインの際、フロントの方が「クーラー入りますので」とおっしゃっていたのが印象的で、大阪だと6月の終わりにクーラーを入れる状況というのは至って普通なのですが、北海道ではそうではないのだと感じました。これもまた、地球温暖化の影響なのでしょうか。。。

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