函館競馬場

競馬場へのアクセス

 入場門前には函館市電の競馬場前停留所があり、JR函館駅からは市電の利用が基本的なアクセスとなるかと思います(バスの運行もあります)。函館駅前~競馬場前間では、日中だいたい5分間隔で運行が行われており、所要時間は30分弱、運賃は240円となっています。なお、市電1日乗車券が600円で販売されており、3回乗車すれば少なくとも元は取れるので、競馬観戦後に函館山や五稜郭などを観光する際には、こちらを利用すると良いでしょう。

 函館の空の玄関口、函館空港から競馬場へは、空港循環バス「とびっこ号」を利用できます。運行本数はやや少なめですが、所要時間は25分、運賃は230円となっています。

所在地 北海道函館市駒場町12-2
最寄交通機関
  • JR函館駅より函館市電を利用、「競馬場前」停留所下車すぐ
  • 函館空港より函館バス「とびっこ号」を利用、「競馬場前」バス停下車すぐ

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場内・席情報

 入場料は100円となっており、回数券よりも安い設定となっております。2010年に「リゾート地の開放感あふれる競馬場」をコンセプトに改装が行われ、近代的な施設を持つ競馬場へと生まれ変わりました。

 指定席はオーシャンシートと名付けられ、スタンド3階にテーブル付きのペア席が用意されています。ゴール寄りのA指定席(1,500円、入場料込み)と4コーナー寄りのB指定席(1,000円、入場料込み)の二種類が設定されています(さらに各席種共に1・2のブロック分けがされています)が、数は少なめで早めに満席となってしまうことがほとんどのようです(特に日曜日に指定席を確実にゲットしたい場合は、8時30分までには競馬場に到着しておいたほうが良さそうです)。

 改装の大きな目玉の一つが、ガラス張りの屋内パドック観覧席「パドックシート」です。開催日の少ない競馬場のため、パークウインズとしての快適性向上を図ったものと思われますが、しっかりとしたシートにテーブル、さらにはコンセントも備えられた前方エリアの席や、靴を脱いでくつろげる畳敷きのエリア等、非常に充実した設備となっています。無線LAN接続サービスもあり、特に前方エリアの席が無料なのは、破格のサービスと言えるでしょう。

パドックシート

しっかりとしたシートにテーブル、コンセントやカップホルダーも備わるパドック観覧エリア前方の席。エクセルフロアをお金払って利用しているファンが怒ってしまうのではないかと思ってしまうほどの設備です。ただ、この席種に関しては席番が振られており、有料化も考えたりしてるのかも、と思えます。


席種 価格
(入場料込)
備考
A指定席 1,500円 オーシャンシートと名付けられた指定席はペア席となっており、テーブルが備わります。A指定席はゴール寄りのエリアとなっており、その中でさらにゴール寄りがA1、4コーナー寄りがA2とエリア分けされています。
B指定席 1,000円 B指定席は4コーナー寄りのエリアとなっており、その中でさらにゴール寄りがB1、4コーナー寄りがB2とエリア分けされています。
一般席   ライブシートと名付けられた無料席。カラフルな椅子が並び、4コーナー寄りには大きめのテーブルも備わるグループシートが用意されています。

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食べ物・グルメ情報

 スタンドリニューアル後はスタンド2階にフードコートが設けられ、麺類を中心に手軽にいただけるメニューがそろっています。ただ、店舗数は多くないため、お昼時は人気店を中心にかなり長い行列が見受けられました。

 また、開催時にはスタンド脇にてキッチンカー、テントでの函館名物の販売が行われます。こちらも特にお昼時には混雑し、探訪時にはラッキーピエロ(ハンバーガー)やハセガワストア(やきとり弁当)といった定番の人気店舗では、14時過ぎには早々に販売終了となっていました。

「沙蘭」のラム焼き

ラム焼き

野菜もたっぷりボリュームたっぷり、ビールにぴったりのラム焼きでした。

サッポロクラシックともつ煮込み

サッポロクラシックともつ煮込み

北海道の定番・サッポロクラシックと競馬場の定番・もつ煮込み。

かしわそば

かしわそば

フードコート内そば処はつねのかしわそば(450円)。旨みある鶏肉がころころと入っており、値ごろ感のある一品です。


味彩塩拉麺

味彩塩拉麺

フードコート内麺厨房あじさいの味彩塩拉麺(650円)。有名店だから、というわけではなく、旨味の濃い、確かにおいしい一品でした。

チャイニーズチキンバーガー

チャイニーズチキンバーガー

函館名物・ラッキーピエロのチャイニーズチキンバーガー。ジューシーな鶏肉と甘辛いタレ、そしてマヨネーズのコンビネーションがたまらんのです。

やきとり弁当

やきとり弁当

同じく函館名物・ハセガワストアのやきとり弁当。豚串なのにやきとりなのは非常に有名なところです。特製のたれが絡んだ豚ねぎまにご飯が進みます。


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雑感

 夏の北海道シリーズ第一弾、函館競馬場です。JRAの競馬場としては非常に簡素なスタンドを持つ競馬場でしたが、08年の開催終了後には「リゾート地の開放感あふれる競馬場」をコンセプトに改装が行われ、近代的な施設を持つ競馬場へと生まれ変わりました。

 改装後、パークウインズ営業時が初探訪となりました。そのせいもあってか、とにかくパドック周りの充実振りが印象に残っています。気軽に行ける場所にこんな施設があれば、毎週パソコン片手に通って、出費が増えてしまいそうです。それはともかく、次は本場開催時に訪れてみたいと思います。

 函館には函館山や五稜郭を始めとした多くの観光スポットや、ラッキーピエロや海の幸にラーメンなどのおいしいものが集まり、さらには温泉もあります。函館競馬場は、旅打ちを趣味とする人間にはたまらない競馬場と言えるでしょう。

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函館競馬場 最終探訪日:12.6.24 ページ更新日:12.7.8

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