京都競馬場
競馬場へのアクセス
京阪の淀駅が最寄り駅となり、土曜・休日には淀屋橋発淀行き、淀発淀屋橋行き急行が数本運行されます。2011年5月28日に周辺の高架線への切り替えが完了し、駅からステーションゲート(旧No.2ゲート)へは、屋根つきの専用通路が設けられています。
京阪の利用が不便な場合には、JR京都線の山崎駅前、阪急京都線の西山天王山駅前から運行されている直通バスを利用する方法があります。運賃・所要時間は前者が260円・約20分、後者が200円・約15分といったところですが、周辺道路の渋滞状況によってはさらに時間がかかることもあります。
所在地 | 京都府京都市伏見区葭島渡場島町32 |
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最寄交通機関 |
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場内・席情報
(2023年4月17日追記)2023年4月22日、新装なった京都競馬場に競馬が戻ってきます。
このページ、サイトの内容は改装前、コロナ前のもので、最新の情報を求めてご覧いただいた方には心苦しい限りです。
新スタンドに用意された席は全て有料席で、一般席という概念が既に懐かしいものとなっています。
スマートシートとして販売される屋外席ですが、席の間隔もしっかりと取られていて、コロナ後の世界に則した設備となっています。
元々、無駄に席取りする人間の排除のためにも、全ての席は有料指定席化するべきと思っていましたので、状況によりせざるを得なくなったスマートシートの導入ですが、大歓迎な立場です。
屋外席上部は「スマートシート+」として差別化されています。
有料席にふさわしい席に仕上がっていますが、なんか天皇賞の時は1席2,400円とか3,200円とか…有料化歓迎の立場ですが、JRAもコロナで色々と味をしめたな、と感じます。
円いパドックが懐かしい…良く言えば近代的、別の言い方をすれば中京とかとあんま変わらん雰囲気のパドック、ですね。
※これ以下は改装前の内容のままです。最新の情報をリアルタイムで手軽に発信できる状況になった今となっては、現状との比較をお楽しみいただく材料としてご参照いただけましたら幸いです。最新の情報はJRAウェブサイトをご参照ください。
ステーションゲートをくぐり、左側へと進んでいくと、京都競馬場独特の円いパドックが現れます。パドックの掲示板は、07年秋よりフルカラーの大型ビジョンに交換されました。同時に馬場内には、東京競馬場に続き関西では初となる、超大型マルチ画面ターフビジョンがお目見えしました。また、これとは別に4コーナー側にもう1基ターフビジョンが備わります。
有料指定席は、グランドスワンの特A指定席(3,000円)にA指定席(2,500円)とB指定席(2,000円)、ビッグスワンのi-Seat(3,000円)とボックスシート(2,000円)、ラウンジシート(1,000円)というラインナップとなっています(料金は入場料と合わせた金額)。B指定席以外各席種とも2席に1つモニターが備わり(i-seatは各席に1つ)、グランドスワンの方はガラス張りの自席での観戦となり、ビッグスワンの方は席は屋内にありますが、レースは屋外の専用エリアでの観戦となります(ボックスシートは自席での観戦もできます)。ゆったりと観戦できる前者に対し、観客の熱気などをダイレクトに感じながら観戦できる後者。懐具合や好みで選ぶと良いかと思われます。
一方の屋外一般席も、かなりの数が設置されており、大レース時以外はそれほど席の確保に苦労することはありません。
ペア席にモニターが備わる馬主席。特A、A指定席はこれと同じ仕様です。
席種 | 価格 | 備考 |
特A指定席 | 3,000円 (入場料込) |
グランドスワン5階。ゴール前を中心としたエリア。 |
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A指定席 | 2,500円 (入場料込) |
グランドスワン5・6階。ゴール前を中心としたエリア。特A指定席(6階は馬主席)より4コーナー寄りに位置します。 |
B指定席 | 2,000円 (入場料込) |
グランドスワン5・6階。従来のA指定席のうち、さらに4コーナー寄りのエリアで、モニターが撤去されたリーズナブルな席となります。 |
i-Seat | 2,800円 (入場料別) |
ビッグスワン7階。在席投票席となります。 |
ボックスシート | 1,800円 (入場料別) |
ビッグスワン6階。4人席で自席、屋外席のどちらでも観戦可能です。 |
L-テーブル | 1テーブル 2,000円 (入場料別) |
ボックスシートと同タイプの4人用テーブル席で、自席から直接観戦できない位置にあるものがリーズナブルなテーブル席として販売されています。なお、2~4名利用のテーブル単位での販売のみで、テーブルにモニターが備わっていません。 |
ラウンジシート | 1,000円 (入場料込) |
ビッグスワン5・6階。自席からレースを直接観戦することはできません。 |
一般席 | 屋外席が多数用意されています。 |
ギャラリー
1,800mスタート地点
宇治川の堤防から見た芝1,800m競走のスタートの様子。場内実況もスタンドの喧騒も届かない雰囲気はエプソムの12fスタート地点に通じるものがあるかも?(直線の攻防での歓声は届くというのも共通点)
ちなみに、堤防からは他にも1コーナーから2コーナーへと向かっていく馬群の様子等も見ることはできますが、樹々によって殆どの視界は遮られています。
食べ物・グルメ情報
多くの観客が訪れる競馬場だけに、食堂やレストラン、ファーストフードコートも充実しています。個人的には、ファーストフードコートで立食いするよりも、食堂・レストランで座ってゆったりと食事をする方が、値ごろ感もありおすすめです。
ただ、これと言った特徴的なものには乏しく、ここでないといただけない味、というものに出会うことはなかなかできません。一時期、某牛丼が(近辺では)ここでしかいただけない味ではありましたが。。。
吉野家の牛丼
一時期、販売している場所が非常に限られたため長蛇の列ができた吉野家の牛丼。大盛が650円というボッタクリ価格でも競馬場では飛ぶように売れていた人気商品ですが、現在は適正価格で販売されています。
どて煮
ビッグスワン1階にある売店のどて煮(380円)は、競馬場定番のすじ肉やホルモンではなく、牛赤身肉の煮込みとなっています。
濃いめの味付けで煮込まれた牛肉はやわらかく、ビールやご飯が欲しくなる一品です。
朝定食
ビッグスワン3階にある京藤の朝定食(500円)。画像は納豆定食で、そのほかにだし巻き定食がありました。ご飯大盛り無料で(画像は普通盛り)おかずも充分なので、たくさん食べる方も満足できるでしょう。
菊花賞限定お重弁当(二段重)
菊花賞等の大レース時に販売される事のある特製弁当。11年菊花賞はオルフェーヴルの三冠が懸かり、お重には「三冠祈念」のシールが貼られました。
二段重は1,200円で、松茸ご飯やしめじの天ぷら等、秋の味わいも含めてバランス良く盛り付けられたお弁当でした。
菊花賞限定お重弁当(三段重)
三段重は1,700円で、二段重にハンバーグをメインとしたお重が追加されたものでした。
食べた後はお重を記念にとっておけるお重弁当。この菊花賞の際には、11時過ぎに二段重、三段重共に完売となったようです。
ビフカツバーガー
最近競馬場でよく見かけるキッチンカーによる販売。画像のビフカツバーガーは、当日のメインレース終了後に半額処分されていたので、思わず購入。出来たてならおいしいだろうなあ、と思わせる一品でした。
ステーキ串
京都・阪神競馬場でよく見かける牛ステーキ串とやきとり串の移動販売。タレをたっぷりと絡めてしっかりと焼かれた牛ステーキ串(500円)は結構なボリュームで、当然のようにビールを欲しくなります。
シロコロホルモン
B-1グランプリ優勝で、一躍その名を知られる事となったシロコロホルモン。キッチンカーでの実演販売が行われていました(550円)。
処理方法に特徴があるそうで、ぶつ切りにされたホルモンは、その名の通りコロコロしています。
メガクレープ
SWEET DELI POPのチョコバナナカスタードミルフィーユクレープ(550円)。メガクレープという名の通り、生クリーム等がたっぷりと包まれたクレープは、一つ食べれば満腹になるボリュームです。それでも意外と腹持ちはしないので、やはりおやつとしていただくものでしょう。
関連動画
1本目はたまたま遭遇したハプニング。完全にパニックに陥ってしまい、暴走しているのはワンダールビアノ(牡・当時2歳)。05年もちの木賞のパドックでの一コマです。結果的に同馬が競走除外になる程度で済みましたが(同馬も1か月後にはレースに復帰)、一歩間違えれば大きな事故に繋がりかねない危険な状況でした。
パドックに到着した時にはすでに暴走しており、同馬がどのように引かれていて(1人引きで引き綱を肩に掛けて片手持ちだった、とかではなかったものと思いたいところ)、どのような経緯で放馬に至ったのかは見ていなかったので分かりませんが、我々ファンも、パドックでフラッシュを焚いてしまったりなんて事はないようにしたいものです。
もう一つの動画は、ハプニングというものではないかとも思いますが、09年秋華賞での場内の様子です。レッドディザイアとブエナビスタの繰り広げた名勝負によって興奮の坩堝と化した京都競馬場でしたが。。。
この降着によって儲かった人、残念だった人、悲喜こもごもといったところでしょう。管理人は1・2・4位入線の三連単を買っていたので、この結果には何だか複雑な気分でした。
雑感
白鳥が泳ぐ競馬場、京都競馬場です。上述のように、07年秋に超大型マルチ画面ターフビジョンの設置、パドックの電光掲示板のフルカラー化が行われ、更なる設備の充実が図られました。
京都競馬場の特徴としては、内馬場の広大な池や3コーナーの坂が挙げられます。特に、大レース時の3コーナー上り下りの何とも言えない緊張感は、現場でこそ味わえるものだと感じます。「淀の坂越え」を観に、現場に足を運ぶことをおススメできる競馬場と言えるでしょう。
京都競馬場 最終探訪日:16.2.14 ページ更新日:16.2.28