福山競馬場

福山競馬場での競馬開催は13年3月をもって終了しました。
当ページの内容は、一部を除き競馬開催当時のものです。

競馬場へのアクセス

 かつては福山駅前発の路線をはじめ、数系統の無料送迎バスが運行され、特に福山駅前出発のバスは、15分間隔で運行されており、競馬場の規模から考えると本数が多く、利用者にとっては便利でしたが、現在は福山駅前からのバスが30分間隔で4本運行されるのみとなっています。(運行本数等は変更となる場合がありますので、詳細は公式サイトをご参照下さい。)

 なお、福山駅前のバス乗り場は、結構行き先が別れており数も多いので、競馬場行きのバス乗り場を公式ウェブサイト等で事前に調べておくことをおススメします(バスはバスターミナル10番乗り場にやって来ます)。福山駅前を出ると、バスは10分ほどで競馬場前に到着します。ちなみに、歩く方はほとんどいらっしゃらないかと思いますが、福山駅から競馬場までは徒歩約30分となっており、いい運動にはなります。

福山駅前バスターミナル10番乗り場

福山駅前バスターミナル10番乗り場。ターミナルの西側に位置します。


所在地 広島県福山市千代田町一丁目1番1号
最寄交通機関
  • JR福山駅前より無料送迎バスの運行あり
  • JR福山駅前~競馬場間はタクシーで10分弱、1,000円程度
  • JR福山駅前より徒歩約30分

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場内・席情報

 コインゲートに入場料100円を投入し、入場門をくぐると、目の前にスタンドが広がり、左に曲がるとパドックへと向かいます。パドックには出走馬や馬体重を表示する掲示板が見当たらず、騎手が整列して一礼するブースのようなものがありました。逆に、内馬場には、「わくわくビジョン」と名付けられた大型ビジョンが存在します。

 特観席はスタンド4Fのウイニングルームクレスト(1席1,500円)と2Fのわくわくルーム(1席500円)の2種類があります。ウイニングルームクレストは4コーナー寄りのスタンドにあるためゴールからは遠くなりますが、高い位置にあるため見晴らしが良くなっています。また、ソフトドリンク無料となっており、カウンター席には2席に1台、テーブル席には各テーブルに1台モニターが備わります。一方わくわくルームはゴール寄りのスタンドの割と低い位置に存在するので、特観席としては目線が低く、馬場が近く感じられる席でした。2人がけの席はやや狭い感があるものの、冷暖房完備ですし、テーブルも備わりますので利用価値は高いかと思います。

わくわくルーム

わくわくルームの様子。屋外のスタンド部分に増築したような感じで、目線の低さが特徴。椅子が前傾気味なのか、若干座り心地に難はありますが、空調完備で分煙化もされており、快適な空間となっています。


席種 価格
(入場料別)
備考
ウイニングルームクレスト 1,500円 4コーナー寄りスタンド4階。カウンター席と4人テーブル席があり、カウンター席には2席に1つ、テーブル席には各テーブルに1つモニターが備わります。ソフトドリンクサービスあり。
ウイニングルームクレスト
ボックス席
8,000円 ウイニングルームクレストの一角にある4人定員の個室タイプボックス席。
わくわくルーム 500円 ゴール寄りスタンド階。ペア席にテーブルが備わります。
わくわくルーム
ボックス席
2,500円 わくわくルームの一角にある5人定員のボックス席。
一般席   4コーナー寄りスタンドには屋内席(どきどきルーム)、ゴール寄りスタンドにはスタンドには屋外観覧席が用意されています。

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食べ物・グルメ情報

 福山市のお隣尾道市、その尾道の名物として有名な尾道ラーメンを、ここ福山競馬場でもいただけます。スタンド2Fのお店で販売されている尾道ラーメン(500円。プラス50円で生卵or煮玉子1玉が入ります)は、濃い色のスープに天かすらしきもの(以前は背脂だったような気がするのですが)が浮かんでいるのが特徴。その見た目の割にはあっさりしていて、競馬場でご当地ラーメンをいただけるという点においても、ありがたい存在ではないかと思います。

 とは言っても、他に尾道ラーメンというものをいただいた経験がないので、どこまで忠実な尾道ラーメンなのかは解りかねるのですが。。。味的に充分満足だった事だけは確かです!!

尾道ラーメン

尾道ラーメン

濃い色が特徴の尾道ラーメン。50円で煮卵を追加できるのも嬉しいポイントです。

ホルモン焼

ホルモン焼

お食事処多幸のホルモン焼(400円)。注文を受けてから調理するので、焼きたてをいただくことができます。噛むほどに味の広がるホルモンは臭みが無く、もやしの食感もいいアクセントに。もちろんビールにも良く合います。(場内での350ml缶ビールの販売価格は300円)

ホルモンやきそば

ホルモンやきそば

多幸のホルモンやきそば(ダブル・600円)は酒が効いたソースでの味付けが特徴の一品。


コロッケと串カツ

コロッケと串カツ

同じく多幸で購入したコロッケと串勝(各100円)。コロッケはカレーコロッケ、串勝は豚と玉ねぎが交互に刺さった串カツでした。

焼きそば

おでん

山本ショウテンの焼きそばは300円というお手軽さで人気の高い一品ですが、その味もなかなかのものです。

おでん

おでん

山本ショウテンのおでん(すじ、ごぼう天、玉子・各100円)。濃い目の味付けで、お酒が欲しくなります。


手羽先唐揚げ

手羽先唐揚げ

同じく山本ショウテンの手羽先(1本100円)。シンプルな手羽唐で、いただく際にはお手拭きが必須です。

天ぷらうどん

天ぷらうどん

スタンド3階のうどん・そばコーナーの天ぷらうどん(350円)。ユルい食感の麺にあっさりとしたつゆ、衣多めの海老寄せ天の天ぷらうどんですが、お手頃価格が嬉しい一品です。


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関連動画

 2010年ファイナルグランプリ ファンファーレ生演奏。年度末の大一番を盛り上げるべく、ファンファーレが生演奏されました。が、福山の重賞ファンファーレは個人的には札幌・函館の重賞ファンファーレと並んで、金管楽器での演奏が合わないファンファーレだと思います。演奏を失敗しているわけでもないのに、漂う「プペー」な空気が何とも言えませんでした。

2010年ファイナルグランプリ ファンファーレ生演奏

2010年ファイナルグランプリ ファンファーレ生演奏


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雑感

 日本の競馬場の中で、最後までアラブ系による競走のみで開催をしていた福山競馬場です。05年12月より、ついにサラブレッドによる競走が開始され、アラブ競馬の衰退に対する寂しさも若干は感じられるものの、逆にこれからは全国区のシーンでの台頭が期待されます。

 個人的に、福山競馬場と言われて真っ先に思い付くのが、重賞のファンファーレだったりします。最早、競馬のファンファーレのイメージを超越して、何かのドキュメント番組でも始まるのか、といった趣があります。思わず着メロに変換してしまいましたよ。

 逆に、福山競馬場のいただけないところとしては、川崎と同様、ゴール前のカメラアングルが挙げられるかと。観ていて着順が判別し易かろうが、そうでなかろうが、結果は変わらないんですけどね。映像ははっきり判り易いに越したことはないと思います。

 (追記:中国地方唯一の競馬場だった福山競馬場。ある程度予想されていた事とは言え、実際に廃止されてしまうのは寂しいものです。跡地利用等、廃止に伴う課題も山積しているようですが、とりあえずあの重賞ファンファーレが二度と使われない事が個人的には残念でなりません。)

福山競馬場
主催者 福山市
公式ウェブサイト http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/keiba/

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福山競馬場 最終探訪日:13.3.3 ページ更新日:13.4.21


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