姫路競馬場
競馬場へのアクセス
競馬開催時には、JR・山陽電鉄姫路駅北側にあるりそな銀行前から、無料バスが運行されています。JR姫路駅の北口からは200mほどの距離があり、ややわかりにくいので注意が必要です。バスは10分ほどで競馬場に到着します。特に昼近くになると運行本数が限られてくるので、事前に時刻等は調べておいた方が良いでしょう。
なお、東へと歩いて10分程度の場所にJR播但線の野里駅があり、バスを逃してしまった等の場合にはJRを利用したアクセスも可能となっています。
無料送迎バス乗り場には標識があり、いかにもな雰囲気も漂っていますので、近くまで来てしまえば場所は分かりやすいかと思います。
所在地 | 兵庫県姫路市広峰2-7-80 |
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最寄交通機関 |
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場内・席情報
入場門をくぐり、新聞売りブース、無料休憩所の横を通り抜けると、妙に巨大なスタンドが出迎えてくれます。スタンド裏のパドックにある掲示板は、黒板にチョークで手書きされたものです。
姫路競馬場の特徴として、走路がスタンドから一段低くなっているという事が挙げられるでしょう。走路に近い場所で見ていても、見下ろす形になるので、非常に見易く感じます。見易さの面で言えば、全国の競馬場でも一・二を争うのではないでしょうか。
特観席は1席2,000円(競馬開催時)で自由席制となっており、屋内のロビーエリアと観戦用の屋外ゴンドラエリアを利用することができます。園田の特観席と同じくフリードリンクとなっており、いただけるドリンクの種類もそこそこ豊富です。同一価格帯の大井のゴンドラシート、園田の特観席と比べても古さに目をつぶれば設備・サービス共に劣るものではありませんが、やはり若干の、というかかなりの割高感があることは否めません。特観席の価格といい有料駐車場といい、えらく強気な運営をなさっているなあ、というのが正直な所で、特観席や駐車場の値下げを行なった所で利用者数に変化が無いのであれば、少しでも収益の足しになるだけ良いのかなとも思いますが、少なくとも現状で特観席が満席になることはまず無いだろうと思われます。
特観席屋内エリアは4コーナー側の一部が禁煙エリアとなっており、一応の分煙化が行なわれています。好きな席は早い者勝ちとなりますが、席の確保に必死にならなければいけない程の混雑になることはまず無いものと思われます。
特観席屋外エリアの様子。設備自体はかなり年季の入ったものですが、馬場全体はもちろん、隣接する自衛隊の駐屯地や広峰山を一望することができ、眺めは良好となっています。
席種 | 価格 | 備考 |
特別観覧席 | 2,000円 (入場料別) |
スタンド5階。自由席制でフリードリンク、屋内ロビーエリアと屋外ゴンドラエリアを利用できます。 |
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一般席 | スタンドには屋外観覧席が用意されています。 |
ギャラリー
食べ物・グルメ情報
スタンドとは別棟で、食堂街を兼ねた無料休憩所があります。この休憩所、無料で利用できる人間はかなりの猛者であると言えるでしょう。中に入ったとたん、各店のおばちゃん達の猛烈な呼び込み合戦が始まり、これを華麗にスルーして椅子に腰掛けるには、管理人はあまりにもチキンな存在でした。
それにしても、少ない客を必死で奪い合いたい気持ちは分からなくもないですが、近寄り難い空気を醸し出し、余計に客を遠のかせる結果を招いているのではないか、と思ってしまいます。また、各店ともメニューにそれほどの差があるわけでもないので、店を決めた後は呼び込み合戦に敗れたおばちゃんの目が気になること請け合いです。せめて、「ここはラーメン屋、ここはカレー屋、ここは(以下略)」といった感じで店ごとに取り扱っているメニューがはっきりと分かれていれば、そこまで気になることもないとは思うのですが。。。
ちなみに、呼び込みは強烈ですが値段が特に高いといったことはなく、味も至って普通です。ビールは生ビールが500円、350ml缶が400円となっているので、どうしても食事のお供にビール、という場合には生ビールを選んだほうが良いでしょう。場内でビールを飲みたい場合は、ステキ価格の缶ビールの他に特観席の売店で瓶ビール(小)が380円で販売されていましたが、クーラーバッグに事前購入の缶ビールを用意したいところです。
かつめし
姫路というより加古川のご当地グルメとして知られるかつめし。デミグラスソースのものがポピュラーなのだそうですが、このかつめしは揚げたてのカツにトマトケチャップベースの酸味がさわやかなソースがかかったものでした。(日によって味付けは変わるかも?との事)
えきそば
姫路駅名物として有名なえきそばを、姫路競馬場でもいただくことができます。ただ、駅売りの方が安く、味も駅で食べたものの方がおいしいような気がしました。
やはり、こういったものは列車待ちの合間に、慌しくかきこんでこそのものなんだな、と感じます。
関連動画
09年の兵庫ダービーは姫路競馬場で行なわれ、Osakan Brass Quintette(オオサカン ブラス クインテット:「フィルハーモニック・ウインズ大阪」という楽団の金管メンバーの方々だそうです)によるダービーウィーク専用ファンファーレの生演奏が行なわれました。これまでに現地で聞いたファンファーレ演奏の中でも一・二を争う美しい演奏だったと思います。
個人的に「ダービー」は簡単に条件を変えるべきではないレースだと思いますし、どうせ姫路でやるのなら、何故2,000mで実施しなかったのかという疑問も感じましたが、姫路競馬場では非常に珍しい(もしかすると初めて?)生ファンファーレを実現させることとなったという点では値打ちがあったのかもしれません。
(美しい演奏でしたが、デジカメ撮影のためモノラル録音となっております。また、しきりにスタンドの方を気になさっていた方の顔がモロに映っており、プライバシー保護のために修正をしております。とは言っても、動画にモザイクを入れたりする方法等がさっぱり分からないので、かなり粗い修正となっていますがご了承下さいませ。)
雑感
お城の見える競馬場、姫路競馬場です。同じ兵庫県競馬の園田競馬場と比べると、入場者も極端に少なく、非常に寂れた雰囲気の競馬場です。阪神地区からはそれなりの距離があるのも事実ですが、姫路市自体、50万人を超える人口を抱える都市であり、この入場者数の少なさは寂しい限りです。
前述の食堂のおばちゃんの話によると、土・日のJRA場外時にはそれなりに賑わうそうで、最早、平日は園田競馬、週末はJRAの場外専用の施設として活用していった方がいいのでは、と思ってしまいます。園田の馬を姫路まで連れて行って競馬を開催すると、どれだけの経費がかかるのか管理人には分かりませんが、果たして、わざわざここで競馬を開催するメリットはあるのでしょうか(もしかすると、少しだけでも競馬開催を行なわなければならない理由があるのかもしれませんね)。兵庫県競馬もそれほど余裕があるわけではないんでしょうけど。。。
姫路競馬場 | |
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主催者 | 兵庫県競馬組合 |
公式ウェブサイト | http://www.sonoda-himeji.jp/ |
姫路競馬場 最終探訪日:16.1.2 ページ更新日:16.1.17