高知競馬場

競馬場へのアクセス

 09年3月末をもって一旦廃止となっていた高知駅前・はりまや橋と競馬場とを結ぶ無料送迎バスの運行が、基本的に1日1本ながら復活しているので、自分の車やレンタカーでの来場(無料駐車場が充分に用意されています)ができない場合は、そちらを利用するのが無難です(運行日、時刻等は公式ウェブサイトをご参照下さい)。

 路線バス利用の場合、高知県交通バスの「競馬場北口」というバス停があり、バス停から競馬場入場門までは徒歩10分程度の距離があります。なお、高知駅前からの運賃・経路・所要時間はタイミングによってまちまちとなっているようです。(運賃・時刻・経路の検索にはウェブサイト「アクセスこうち」ののりかえ検索が便利です。)

競馬場北口バス停

競馬場北口バス停。ここから競馬場までは徒歩で10分程度の距離があり、周りを見渡しても競馬場らしきものは見当たらないため、ここで本当に合っているのか、と若干不安な気持ちにさせてくれます。


所在地 高知県高知市長浜宮田2000
最寄交通機関
  • 高知県交通バス「競馬場北口」バス停下車徒歩約10分
  • JR高知駅と競馬場を南はりまや橋経由で結ぶ無料送迎バスが、通常1日1往復程度運行されています。詳細は、公式ウェブサイト(音が出ますのでご注意下さい)をご参照下さい。

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場内・席情報

 入場門をくぐると、スタンドまでは屋根付きの通路が続いています。左手には比較的規模の大きな食堂棟や「ちびっこランド」があり、管理人が探訪した日にはフリーマーケットも開かれていた事もありました。

 現在の競馬場は1985年開設の比較的新しいものであり、スタンドやパドックなどの施設は、売り上げ規模の割にはしっかりしたもののように感じられます。特観席の料金は400円となっており、空調完備の快適な席を確保できる値段としては、非常にリーズナブルなものだと思います。なお、以前は入場門脇にあった特観席券売場は、特観席エリアの入口に変更となっています。この特観席の席番は、前列から順に「お・え・う・い・あ」、4コーナー側から順に「1・2・3・4・5...」という風に振られているので、購入時の座席指定の際には注意が必要です。

 09年7月より開始されたナイター開催ですが、ネットでの販売増を狙ったものだそうで、実際にその事を表すかのように、かつての旭川競馬場と同じく場内に特別なイルミネーション等を見かける事も無く、夜に開催するための照明だけを整備した形となっています。ネット中継を見てみると、照明にムラがあるように感じられ、明るさは足りているのだろうかと思っていたのですが、現地に行ってみると照明は眩し過ぎるほどで、充分な明るさを確保できているように感じられました。一方、パドックは中継で感じていた通りに、大井や川崎に比べるとかなり暗いように思えました。

特別観覧席

特観席の様子。若干幅が狭めのテーブルにマークカードがたっぷりと備わります。


席種 価格
(入場料別)
備考
特別観覧席 400円 スタンド4階。ペア席にテーブルが備わります。
一般席   スタンドには屋外観覧席が用意されています。

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食べ物・グルメ情報

 場内ではスタンド脇の屋台や食堂街の食堂がそれぞれ数店舗ずつ営業しており、比較的食が充実しているように思います(現在は営業店舗数や充実度は日によるものと思われます)。

 屋台で購入した牛すじ煮込み(300円)は、具が牛すじ100%で(トッピングの青ねぎ除く)見た目よりも満足度の高い1品でした。だし仕立てのあっさりとした味付けが特徴です。

牛すじ煮込み

牛すじ煮込み

あっさりとした味付けが特徴の牛すじ煮込み。見た目よりもボリュームがあります。

豚串

豚串

煙を上げながら焼かれていた豚串でしたが、渡されたのは保温ケースに作り置きされたものでした。

牛串と地鶏の唐揚げ

牛串と地鶏の唐揚げ

「元気なこうちの農畜産&競馬まつり」で購入した土佐和牛を使用した牛串(400円)と土佐はちさん地鶏の唐揚げ(300円)。特に唐揚げは地鶏らしい弾力と濃い味わいを楽しめる、コストパフォーマンスの高い一品でした。


やきそば

やきそば

屋台で購入したやきそばは350円とお手軽価格。注文してから仕上げ焼きをしてくれたのでアツアツをいただけました。ソースの量が多かったのか若干辛すぎに感じられ、ビールが欲しくなる味でした。

アイスクリン(ソーダ味)

アイスクリン(ソーダ味)

高知名物のアイスクリン。あっさりとした甘さと冷たさが暑い時期に嬉しい一品です。鮮やかなカラーが食欲をそそるソーダ味のほか、オーソドックスな白やチョコレート味などのバリエーションから選べます。


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雑感

 南国の競馬場、高知競馬場です。有名な馬と云えば、あのハルウララのほかヒカルサザンクロスやセニョールベスト、エスケープハッチなど、最多出走記録や最多勝利記録に関わりのある馬の名前が挙がり、何とも「必死さ」を感じさせる競馬場です。

 そんな状況とは裏腹に、場内では家族連れの入場者も多く見られ(あくまで総入場者数からの割合で見れば、ではありますが)、場内を走り回る小さな子供達の姿が目立つ、ほのぼのとした雰囲気漂う競馬場でした。

 2009年より通年のナイター開催、その名も「夜さ恋(よさこい)ナイター」が始まりました。個人的な素人考えでは、週末・冬季のナイター開催というのが中々隙間を衝いていて良いのではないかと思っていましたが、地方競馬IPATの開始などの追い風もあり、劇的と言ってもいい程の売上げの改善につながっています。

 売上げの向上に伴い余裕が生まれたのか、キャッシュレス投票システムの導入やオッズ情報の無線LANでの提供、J-PLACEでのJRAの馬券発売等、馬券を売るための設備の充実が図られているように感じられました。どん底から這い上がり好循環の流れに乗り始めた高知競馬場の今後にも注目です。

高知競馬場
主催者 高知県競馬組合
公式ウェブサイト http://www.keiba.or.jp/(音が出ますのでご注意下さい)

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高知競馬場 最終探訪日:15.9.20 ページ更新日:15.9.22

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