門別競馬場

競馬場へのアクセス

 基本的に車での来場を前提としている、と言うより、ほぼそれしか想定していない競馬場で、「日本で最も交通の便の悪い競馬場」です。そんな中、札幌からの無料送迎バスが運行される日がありますので(要予約)、詳しくは公式ウェブサイトをご参照下さい。

 一応の最寄り駅はJR日高本線の富川駅となり、駅から競馬場の入場門までの距離は約4.7kmあります。実際に歩いてみた所要時間は約50分と、歩けない距離ではありませんが、徒歩でのアクセスをおススメできる距離でもありません。入場門が富川駅からは一番遠い4コーナー側にある事や、タクシーを利用する際にはわざわざ電話で呼ばないといけない点(競馬場の案内所にはタクシー会社の電話番号の案内がありますが、入場門にはもちろん、富川駅前にもタクシーが待ってくれているという事はありませんので、タクシー利用する際には事前に電話番号を調べておいた方が良いでしょう)から考えても、公式ウェブサイトでも(一応)富川駅を最寄り駅として案内してはいますが、やはり車での来場しか想定していない競馬場かと思われます。

札幌駅前バスターミナル

札幌・競馬場間の無料バスは、札幌駅北口バスターミナルが乗り場となっています。運転手の方が予約リストチェックをしていますので、名前を告げると乗車できます。利用した日は1台運行ではありましたが33人の利用があったようで、想像していたより盛況でした。


所在地 北海道沙流郡日高町富川駒丘76番地1
最寄交通機関
  • JR札幌駅前ターミナルより事前予約制の無料バスが運行される場合有り。詳細は公式ウェブサイトをご参照下さい
  • JR札幌駅前ターミナルより高速バス「ペガサス号」を利用、「門別競馬場前」バス停下車、徒歩約8分
  • JR日高本線富川駅よりタクシーを利用、約10分
  • JR日高本線富川駅より徒歩約50分

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場内・席情報

 入場門からスタンド前までは、電気自動車「ホクトくん1号・2号」で送り届けてくれますが、このホクトくんが軽快な走りを見せてくれる車で、路面のデコボコをモロに拾うことも相まって競馬観戦前になかなかの迫力を味わうことができてしまいます。

 ナイター開催開始に伴い、在来スタンド(Aスタンド)横に新スタンド、その名も「ポラリス☆ドーム」が建設されました。Aスタンド共々、非常にこじんまりとしていますが、どちらも新しくスタンド内も綺麗です。有料席の設定はありませんが、新スタンド内には大型ビジョン(JBCビジョン)も備わり、入場者数の少なさから考えると、充分過ぎるほどの設備を誇っている競馬場と言えます。

Aスタンド内

Aスタンドはガラス張りとなっており、寒い中でも快適に観戦できそうです。


席種 価格 備考
一般席   Aスタンドには屋内観覧席、新スタンドには屋外観覧席が用意されています。
プチハウス 1棟3,000円
(レイト割・曜日割有り)
ポラリス☆ドーム横(4コーナー側)に3棟ある貸切り制の小屋。1棟で最大10名まで利用できます。

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食べ物・グルメ情報

 Aスタンド内に1店舗、ポラリス☆ドーム内に2店舗の飲食店が営業しており、その他にジンギスカンを楽しめるスペースや、露店の出店等もあります。

 画像の「ハナマル」の牛丼(500円)は、びらとり和牛を使用しているとの事で、肉の味わい・やわらかさ共に市中の牛丼屋では決して味わえない1品。500円という価格が非常にお値打ちな価格に感じられましたが、現在は店舗が入れ替わっており、同じものを見つけることはできませんでした。

牛丼

牛丼

びらとり和牛をふんだんに使用した牛丼は、門別競馬場名物になりえるポテンシャルを秘めていると、個人的には思います。

もつ煮込み

もつ煮込み

もつ煮込みは見た目通り、濃い目の味付けでした。

ごぼう天きつねそば

ごぼう天きつねそば

ポラリス☆ドーム内いずみ食堂のごぼう天きつねそば。ごぼう天というとおでんのアレを思い浮かべますが、こちらはごぼうのかき揚げとなっており、ごぼうの味わいが口いっぱいに広がる逸品となっています。
画像ではわかりにくいですが、おそばは太さが不揃いで、見るからに手打ち感があります。


牛タンフランク

牛タンフランク

露店で購入した牛タンフランク。牛タンらしさを感じる事はできませんでしたが、スモーキーな味わいにサッポロクラシックも進みます。

牛すじ煮込み

牛すじ煮込み

Aスタンドで購入した牛すじ煮込み。上のもつ煮込みとは異なり、見た目よりあっさりとした味わいでした。

焼肉バーガー

焼肉バーガー

ポラリス☆ドーム内小径Cafeの焼肉バーガーは、特にパンの味の良さが印象的な一品。ただ、肉の味自体も悪くないだけに、焼肉の味付けが濃すぎる(しょっぱい)ように感じられたのが、少々残念な所です。


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雑感

 現在、開設順で見ると日本で最も新しい競馬場の門別競馬場です。旭川競馬場からの撤退に伴い、09年度よりホッカイドウ競馬のメイン開催場となり、「グランシャリオナイター」と銘打ったナイター開催がスタートしました。

 個人的にはここを探訪した事で、現在開催している地方競馬場の全場踏破を達成する事となりましたが、最後まで残るだけあって非常に行き辛い競馬場でした。

 2016年に改めて訪れて、1レースから最終レースまでを過ごしてみると、パドックチェック→ポラリス☆ドーム内でじっくり検討→ちょこちょこ飲食→スタンドでレース観戦、という流れをコンパクトなスペースの中で行う事ができ、心地良く競馬を楽しむ事ができました。設備の充実した大規模な競馬場も良いですが、こういった競馬場が身近にあるのも良いよな、と無いものねだりのような事を思う管理人でした。

門別競馬場
主催者 北海道
公式ウェブサイト http://www.hokkaidokeiba.net/

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門別競馬場 最終探訪日:16.5.25 ページ更新日:16.6.8

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