名古屋競馬場
競馬場へのアクセス
2004年のあおなみ線開業以降、あおなみ線名古屋競馬場前駅が最寄駅となっています。名古屋駅~名古屋競馬場前駅間は運賃260円で所要時間は12分、駅から競馬場入場門までは、徒歩で5分弱といったところです。その他、名鉄神宮前駅、名古屋市営地下鉄名城線伝馬町駅、地下鉄名港線東海通駅にて名古屋市営バス幹神宮1号系統に乗り、競馬場正門バス停まで向かうルートがあります。
所在地 | 愛知県名古屋市港区泰明町一丁目1番地 |
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最寄交通機関 |
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場内・席情報
入場門はコインゲート式になっているので、100円玉を投入して入場します。名古屋けいばオフィシャルHP内では無料クーポンを印刷できるので、それを利用するのも良いでしょう。
入場すると左手にパドックがあります。パドックには出走馬名を表示する類のものは一切なく、馬体重表のみが騎手控え室の上に掲げられています。出馬表は何らかの形で全員が持っているという前提で、パドックに掲示する必要はないという、割り切った考え方なのでしょう。
スタンドは4つの建物からなりますが、直線の短い競馬場なので、一つ一つの建物がコンパクトな感じです。有料席は2号スタンド4階の特別観覧席と2階のグリーンホール(自由席制)が用意されています。料金は前者が700円、後者が500円となっていますが、あおなみ線で往復切符を購入し、総合案内所(特観席券発売所も兼ねています)でかえり券を提示すると無料で有料席を利用できてしまうサービスを実施中です。名古屋駅~名古屋競馬場前駅の往復運賃は520円で特観席料金は700円。利用しないともったいないサービスと言えるでしょう。
その特観席ですが、一つのテーブルに2席が備わるオーソドックスなタイプで、お茶のほかオレンジジュースなどジュース三種類が無料サービスされています。スタンドは南向きで日当たり良好なため、特に暑い時期には後方の席を確保したいところです。
特観席の様子。あおなみ線往復利用で無料になるサービスもありますが、重賞競走もないこの日の利用状況は非常に寂しいものでした。
席種 | 価格 (入場料別) |
備考 |
特別観覧席 | 700円 | 2号スタンド4階。ペア席にテーブルが備わります。種類は少ないですが、ソフトドリンクサービスあり。 |
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グリーンホール | 500円 | 2号スタンド2階。ガラス張りの屋内席で自由席制。 |
一般席 | スタンドには屋外観覧席が用意されています。 |
ギャラリー
J-PLACE名古屋
2013年4月より名古屋競馬場の施設を使用してJRAの馬券を発売するJ-PLACE名古屋の営業が開始されました。飲食店は半数強が営業を行っており、グリーンホールへの入場料が300円となっています。
食べ物・グルメ情報
入場門の両サイドに食堂街が広がります。名古屋というと、他地域の人間にとってはご当地グルメの充実した地域という印象がありますが、ここ名古屋競馬場も、みそ串カツやどて煮、きしめんといった定番の他、食が充実しているように思います。
そんな中でも評判が高いのがぎふ屋のうな丼で、肉厚の身はふんわりと、そして皮が香ばしくパリッと焼き上がったうなぎには値段以上の満足感を得られます。吸い物付きで並が900円、特上が1,100円となっていますが、並と特上の違いは乗っているうなぎが二切れか三切れかの違いで、並だから質が落ちるという事はなく、充分に美味しいうなぎを堪能できます。(追記:残念ながら現在、ぎふ屋の営業が行われていない模様です。)
画像の串カツ丼は、小さい画像にすると見た目が何だかアレですが、名古屋らしい味わいを堪能できる一品。100円で販売されている串カツが3本乗って500円、つまりご飯部分が200円ということですね。
雑感
「推理とロマン」の名古屋競馬場です。笠松を含めた東海地区は、他地区への遠征に積極的な印象があります。南関東でも、軽視しているとたまに穴を開けてくれるので侮れません。
競馬場自体は、名古屋という大都市圏にあり、中心部からのアクセスも良いわりにはいまいち入場者も多くなく、やや寂しい感じがあります。他の公営競技などの人気が高かったり、ギャンブルがお好きではない地域だったりするのでしょうか。飲食系が充実している競馬場で、ここだけで名古屋グルメのハシゴが出来てしまうと言っても過言ではありません。いっそ名古屋の観光地の一つとしてメジャーになったりしないかな、などと思ってしまいます。
名古屋競馬場 | |
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主催者 | 愛知県競馬組合 |
公式ウェブサイト | http://www.nagoyakeiba.com/ |
名古屋競馬場 最終探訪日:13.5.5 ページ更新日:13.5.12