園田競馬場

競馬場へのアクセス

 阪急神戸線園田駅からの無料バスを利用するのが一番ポピュラーかと思われます。改札を通って、それらしい人達についていけば,、迷うことなくバス乗り場に到達できます。ピストン運行されているので、事前に時刻を調べておく必要も無いでしょう。所要時間は5分ほど。

 2012年9月に開始されたナイター開催。距離的には競馬場~阪急園田駅間の徒歩移動も可能ですが(所要時間約20分)、園田競馬場では周辺住民への配慮として、ナイター開催時の徒歩帰りの自粛を促しており、メインレースが終了する頃には正門が閉鎖され、観客は無料バス乗り場につながる西門、東門へと誘導される形となっていました。

園田競馬場行き無料バス乗り場

園田駅北側にある園田競馬場行き無料バス乗り場。流れに身を任せていれば、迷うことなく到着できます。


所在地 兵庫県尼崎市田能2-1-1
最寄交通機関
  • 阪急園田駅前より無料送迎バスの運行あり
  • JR尼崎駅前、阪神尼崎駅前より無料送迎バスの運行あり(本数は少なめ)

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場内・席情報

 入場門をくぐると、すぐ左にはパドックがあります。パドックの掲示板は大型ビジョンになっており、出走メンバー表やオッズなどを表示します。その表示画面は南関東と同様のものです。場内の雰囲気は、地方競馬場の中でもより「鉄火場」な感じ。野球帽を被ったおっちゃんがたくさんおります。都市圏にあるので、地方競馬場の中ではいつもそれなりの人出がある方かと。

 ナイター開催に伴い、閉鎖されていた投票所を改装した飲食店が営業を開始し、パドックの柵やスタンド等のイルミネーションによる装飾が行われています。ナイター照明は走路、パドック共に十分な明るさが確保されている一方、スタンド周辺は全体的にやや暗く感じられ、スタンド前では競馬新聞が見づらく思えました。

 特観席は1席2,000円(開催時)で、現在は入場門横で販売が行われています。冷暖房完備でソフトドリンクが飲み放題(ちなみに、以前は他場場外時(1席500円)でもフリードリンクサービスがありましたが、現在はサービス終了となっています)、値段的な面からも、大井のゴンドラシートに似た性格を持っていると思います(※今は大井の方は価格、サービス内容共に随分と変わっています)。地方競馬場としては、やや値の張る感じがしますが、早めに完売となることが多いので注意が必要です。以前は喫煙席が幅を利かせており、禁煙席の競争率が高かったのですが、流石にこのご時世、喫煙ルームが設置され、分煙化がなされています。なお、席は基本的に3列配置となっていますが、段差が小さめで後方(3列目)の視界に若干難がある為、できれば前方の席を確保したいところです。

特観席

特観席の椅子はしっかりとしたもので、中々の座り心地となっています。


席種 価格
(入場料別)
備考
特別観覧席 2,000円 スタンド4階。ペア席にテーブルが備わり、ソフトドリンクサービスがあります。
ホワイトルーム ファン招待席 スタンド3階にある屋内席で、事前にハガキでの申し込みが必要となります。応募要項等は公式ウェブサイトをご参照ください。
一般席   スタンドには屋内・屋外観覧席が用意されています。屋内席は人気が高いですが、屋外席は比較的いつでも利用可能な感があります。

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食べ物・グルメ情報

 園田名物として有名なのが、パドックから西側(1コーナー側)に向かったところにある「明石屋のたこ天」。祝日などで、特に入場者の多い日には店の前に行列ができます。串に刺さったタコの足の天ぷらは、歩きながらでも食べられる手軽な1品です。1本150円。

 あと、忘れてはいけないのが、東門そばのブースで焼かれているホルモン。かつて、正門横で販売されていた頃には、バスを降りると同時に臭い(匂いではない)漂ってきて、この臭いを嗅ぐと、「さぁ、園田に来たでぇ」と実感させてくれるという名物(?)でした。

 このホルモン、その臭いや原材料が何なのかよく判らない不気味さから、モツ系がダメな人間にはまず食べられない1品だと思われますが(友人が一口食べた後、即葬り去ったことも)、逆にモツ系を食べられる人間にとっては、1本100円というお手ごろ価格とそのボリュームの面において、園田最高の逸品となり得る可能性も秘めてます。

ホルモン

ホルモン

入口ホルモンではなくなってしまったホルモンですが、競馬場環境的には良かった事と思われます。

焼餅

焼餅

ホルモンのお店の焼餅(100円)。小腹が空いた時にピッタリのお手軽な一品。

チヂミ

チヂミ

同じくホルモンのお店のチヂミ(200円)。具はニラのみで、その量もやや少なめなのですが、つるっとした食感、というか喉越しが癖になりそうな一品で、個人的には隠れた逸品だと思います。


たこ天とあなご天

たこ天とあなご天

園田名物、明石屋のたこ天(150円)と同じく明石屋のあなご天(手前・200円)。

T・Fカレー

T・Fカレー

T・Fカレーの「プレーンカレー」。ややさらっとした感じのルーで、中々の味わいです。通常時はテイクアウト不可で、ちゃんとした食器で供されます。

牛すじ焼きそば

牛すじ焼きそば

お好み焼・焼きそばのお店「豊房」の「牛すじ焼きそば(480円)」。甘辛いソースの焼きそばに、あっさりだし仕立ての牛すじ煮込みがミックスされています。


いか天うどん

いか天うどん

「つるまる」のかけうどん(確か350円)にいか天(確か150円)をトッピングしていか天うどん。味自体は無難な一品です。

ジンギスカン

ジンギスカン

ナイター開催開始に合わせて営業を開始した「オアシス」のジンギスカン。2人前からオーダー可能となっています。1人前は1,000円で、ボリュームから見るとやや割高に感じられました。ここにライス1杯でもついていればまだ満足できたのですが。。。

まぐろほほ肉丼

まぐろほほ肉丼

同じく新規出店のまぐろ専門店「一八」のマグロほほ肉ステーキ丼(600円)。牛肉のような見た目ですが、牛肉とはまったく異なる食感、そしてしっかりとした味付けの中に鮪の脂の旨味を感じます。


まぐろカツ

まぐろカツ

同じく一八のまぐろカツ(100円)。まぐろと葱が交互に刺された串カツは浦和のまぐろカツと比べると魚っぽさが少なく感じられました。

まぐろカツサンド

まぐろカツサンド

串カツに比べてかなり大き目のカツがサンドされたまぐろカツサンド(350円)は、さらに魚っぽさを感じさせず、チキンカツのような味わいが特徴的。

ホットドッグ

ホットドッグ

第4投票所棟2Fにある喫茶ファームのホットドッグ。注文してからパンを焼いてくれるので、時間はかかりますがパンの香ばしさを楽しむ事ができます。


おでん

おでん

園田屋のおでんはあっさりとした出汁がいかにも関西のおでんといった味わい。からしが良いアクセントになります。


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関連動画

 外国人(確か南米系)の作曲家に作らせた、園田(兵庫県)競馬ファンにとってはお馴染みのファンファーレです。ちなみに演奏は、以前は確か「阪急百貨店ブラスバンド部」と紹介されていた、こちらも園田競馬ファンにはお馴染み(?)のブラスバンド「Brass Band H.B.B.」によるもの。JBC時の動画(動画2)は、園田競馬場ご自慢のスピーカーから流れている音を拾っているので残念な音質となっていますが、実際に近くで聞くと(動画1)中々の迫力だったりします。

(11.2.27追加)各地の通算2,000勝以上の名手が一堂に会し、腕を競うゴールデンジョッキーカップ。11年は2月22日に行われました。騎手紹介セレモニーでは、吉田アナが相変わらずカンペ無しで、見事な紹介を披露しておられました。

2007 兵庫チャンピオンシップ ファンファーレ

2007 兵庫チャンピオンシップ ファンファーレ

2008 JBCクラシック ファンファーレ

2008 JBCクラシック ファンファーレ

2011 ゴールデンジョッキーカップ 騎手紹介

2011 ゴールデンジョッキーカップ 騎手紹介


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雑感

 かつては「アラブのメッカ」と呼ばれた園田競馬場です。管理人にとっては、一番身近な場所にある地方競馬場ですが、長い間、単・複・連複(枠連)の三賭式のみの発売だったため馬券的妙味が薄く、手を出すことがほとんどない競馬場でした。現在では三連単からワイドまでも加えた八賭式を発売しており、馬券的にも楽しめる競馬場になっております。

 個人的にも待ち望んでいた(そして実現は難しいだろうと思っていた)ナイター開催が、金曜限定、そのだ金曜ナイターの名称で2012年9月に開始されました。遠出をしなければ味わえなかったナイター競馬の雰囲気を、近場で楽しめるようになった事を、非常に嬉しく思っています。阪急梅田駅から園田駅までは4駅10分と、実は立地にも恵まれている園田競馬場。これまでとはまた違った盛り上がりが見られる事が期待されます。

園田競馬場
主催者 兵庫県競馬組合
公式ウェブサイト http://www.sonoda-himeji.jp/

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園田競馬場 最終探訪日:15.12.31 ページ更新日:16.1.17

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