場内・席情報

　2004年末をもって廃止となった高崎競馬場。現在、地方競馬の場外発売所として活用されていますが、大まかには「ある一点」を除いて、競馬開催当時のままの姿を残しています。

　入場門をくぐって1コーナー側にあるパドックは、観覧部分が屋根に覆われており、手書き式だった出馬表掲示板は、板で蓋をしたような状態になっています。スタンドに入ると、1階の発売窓口は1コーナー側半分がBAOO（バオー）高崎（地方競馬場外発売所）、4コーナー側がJRA場外発売所となっており（注：JRA場外の営業は終了しました）、探訪した際は、BAOOの方はさらに3場（探訪日は大井・名古屋・園田）発売のうち、走路側で大井と名古屋、パドック側で大井と園田という風に発売窓口を分けて発売が行われていました。なお当日、2階から上の部分へと立ち入ることはできませんでした。

　スタンドから走路側に出ると、コースが目の前に広がり、ミラー部分にカバーのかかったゴール板やシャッターを閉められた着順掲示板など、当時のまま残されたものの姿を見ることができます。が、先述の「ある一点」が当時とは異なった姿で目に飛び込んでくることとなります。

　それが、かつてはダートコースだった「元走路」で、現在はアスファルトで舗装され、来場者用の駐車スペースとなっているようです。競馬場はほぼそのままの姿を残していますが、この「元走路」によって、ここではもう競馬が開催されることがない、ということを実感させられました。

一般席

スタンド内にはベンチ等があります。

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