日本北上競馬旅

日本北上競馬旅 7ページ

8月2日:4日目-秋田~青森~函館

 今回の旅もちょうど折り返し点の4日目に突入しました。この日はいよいよ北海道に上陸します。まずは、北海道&東日本パスでも別途指定席券を購入すれば乗車できるリゾート列車、「リゾートしらかみ」で青森へと向かいます。

秋田駅 8:25発 JR東日本・快速リゾートしらかみ1号 青森行
青森駅 13:32着
くまげら編成

 秋田駅のホームに下りて程なく、青森行リゾートしらかみ1号が入線してきました。満席になる事も多い人気列車。ワクワクしながら早速乗車します。

リゾートしらかみコンパートメント

 今回はJR東日本の「えきねっと」で乗車2週間ほど前に指定席を予約しておいたのですが、いざ発券してみると、指定されていたのは2号車のコンパートメント区画でした。

 この日の指定席は前日の時点で「残席1」。相席確定という事で、気まずくならなければいいなと思っていたのですが、しばらくして向かいの席に乗って来られたのは、青森のねぶた祭りを観に行くという、気さくな初老の女性とお孫さんの二人組でした。和やかな雰囲気でホッと一息です。

展望ラウンジ

 列車は秋田駅を定刻通りに出発。青森駅まで5時間余りの列車旅の始まりです。

 とりあえず落ち着いたところで車内探索をしてみました。先頭部分はフリースペースとなっており、前面展望を楽しむことのできるベンチも備わります。

フルフラット状態

 東能代で進行方向が変わり、五能線に入りました。結局ここまで隣席には乗車が無く、もう乗って来ないかもという事で、席を引き出してフルフラットにしてみました。3人とも靴を脱ぎ、脚を伸ばしてくつろぎモードに突入です。

フリースロー

 能代駅の5分停車の間には、バスケットシュート体験ができます。見事シュートを決めるとプレゼント進呈という事で、子供を中心にこぞって参加していました。

 管理人もチャレンジしてみましたが。。。バスケって体育の授業でも苦手だったんですよね。

海岸線

 海岸線が近づき、いよいよリゾート列車らしい景色が広がってきました。ところが、寝不足&深夜の深酒(日本酒の他に当然のようにビールを数本空けていました)が祟ったのか、この辺りからキツめの乗り物酔いを起こしてしまう展開に。

 一番の見所の千畳敷は意地で眺めたのですが、それ以外の区間では完全に横になり、寝て過ごす羽目になりました。

津軽三味線演奏

 リゾートしらかみ1号では、鯵ケ沢駅~五所川原駅間で津軽三味線の生演奏が行なわれます。乗り物酔いもようやくマシになってきたので、気分転換も兼ねて生演奏を楽しみに来てみました。

 20分ほどのイベントは乗客も手拍子をしてなかなかの盛り上がりを見せます。管理人も一緒に楽しむ内に、だいぶ気分が優れてきました。

新青森駅

 津軽三味線でほぼ復活しましたが、弘前を出る辺りまで再び横になって過ごしました。お陰で青森駅到着が近づき、車窓に建設中の東北新幹線新青森駅駅舎が見える頃には乗り物酔いもすっかり無くなり完全復活です。

青森駅到着

 秋田駅を出て5時間7分、リゾートしらかみ1号は青森駅に到着しました。次に乗車する列車までは3時間少々ありますので、駅周辺をプチ観光してみました。

八甲田丸

 青森駅から歩いて5分ほどの場所にある、青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸にやって来ました。昨年函館に行った際に訪れた青函連絡船記念館摩周丸と同じく、青函連絡船として活躍した船を利用した施設で、入館料は500円となっています。

ナッチャンworld

 船内にそのまま残されている船長室や寝台室等を見学した後、煙突を利用した展望台に登ってみました。視界は360度開けているので、青森市街や青森港を一望できてなかなかの景色です。

 そんな中、一際目立つ派手な船体が出航してゆくのが見えました。就航からわずか半年での運航休止という悲惨な目にあったナッチャンworldですが、別会社による夏季限定運航という事で、ひとまず9月いっぱいまでは活躍するそうです。

車両甲板

 八甲田丸最大の見所と言ってもいいのが、鉄道車両を格納した車両甲板です。現物の鉄道車両が格納されている様はかなりの迫力で、ここが船の中だという事を忘れてしまいそうなほどでした。

 他にもエンジンルームでは巨大なエンジンを目の当たりすることができ、各展示をたっぷりと見学して船を後にしました。

ツイート

日本北上競馬旅(全15ページ)

inserted by FC2 system