新潟競馬場
競馬場へのアクセス
JRAの競馬場の中では最も交通の便の悪い競馬場で、あのJRAが無料の駐車場を用意する等、車での来場が中心となる競馬場です。一方、競馬開催時にはJR新潟駅を始め各地と競馬場とを結ぶバスが運行されます。新潟駅~競馬場間のバスは運賃が片道550円、往復利用で1,000円となり、道路状況にもよるとは思われますが、所要時間は30分前後といったところです。(車での来場が多いだけに、競馬場周辺の道路が混雑することが多く、競馬場のロータリーから出るのに時間がかかる事があるようです。その場合、所要時間はさらに長くなるものと思われます。)
ちなみに、JR白新線の早通駅が一応は競馬場から最も近い駅という事になりますが、駅~競馬場間の距離は約4.5kmあり、米どころ新潟を実感しながらの徒歩での所要時間は1時間弱となっています(管理人がのんびりめに歩いてみた所要時間です。当然ながら歩くスピードには個人差があります)。歩けない事はありませんが、無難に新潟駅からバスを利用した方が良いかと思います。
新潟駅南側にはバスターミナルがありますが、競馬場行きのバスが出るバス停は画像内に見える木の向こう、PLAKA2という建物の側という、若干駅からは離れた場所にあります。
所在地 | 新潟県新潟市北区笹山3490 |
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最寄交通機関 |
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場内・席情報
01年に右回りから左回りへの変更、直線1,000mコースの新設が行なわれ、リニューアルオープンとなった新潟競馬場。スタンドを始め施設はどれも真新しいものとなっています。
スタンドはゴール側からNiLS21スタンドとアイビススタンドの2棟が並び、NiLS21スタンドにはS指定席(1,500円:入場料込・以下同じ)と若干視界に難のあるサービス席のE指定席(1,000円)、アイビススタンドにはA指定席(1,000円)とB指定席(500円)が用意されています。位置的にはゴールに近いS指定席の方が良いのですが、4人掛け構造となっており、「ゆったり観戦」がウリの指定席にあるまじき構造となっています(通路側を確保できても、内側の人間が出入りする際にはいちいち席を立たなければならない)。新築スタンドなのに今時何故このような構造にしたのか。。。理解に苦しみます。
そこで、ゴールからは遠くなってしまいますが、個人的には2人掛けのA指定席の方が、他人の動向を気にする事無く競馬観戦を楽しめますのでオススメです。各席にはコンセントも備わり、パソコン利用や携帯の充電などにも重宝します。
A指定席。前日に船橋競馬場の特観席を利用したのですが、それとそっくりなシートです。
席種 | 価格 (入場料込) |
備考 |
S指定席 | 1,500円 | NiLS 21スタンド3階。屋内席。4人掛けとなっており、テーブルには2席当たりに1つモニターが備わります。 |
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E指定席 | 1,000円 | S指定席のうち、視界に難のある席が割安価格で販売されています。 |
A指定席 | 1,000円 | アイビススタンド3階。屋内席。2人掛け席でテーブルにはコンセントが備わります。 |
B指定席 | 500円 | アイビススタンド2階。屋内席。2人掛け席で片側が通路、もう片側にテーブルが備わる形態となっています。 |
一般席 | 両スタンドに屋外席が用意されています。 |
ギャラリー
一般席
一般観覧席はNiLS21スタンド、アイビススタンドそれぞれに用意されていますが、やや数は少なめに感じられます。また、屋外席のみのため、空調完備の有料席の人気をより高める要因となっているのではないかと思われます。
馬主席
来賓席よりゴール側に位置する馬主席は、2人掛け席にモニターが備わります。S・E指定席もこうあるべき常識的な形態。一般の指定席と馬主席(役員席等ではない普通の馬主席)が設備的に差別化されているのは珍しいので、馬主席を利用できる人間にとっては良い設備を持った競馬場なのでしょう。
食べ物・グルメ情報
スタンド各所にレストラン、飲食売店があり、ショーケースを見た感じではレストランの価格帯が良心的なように感じられました。
また、開催日には日替わりで新潟県各地の特産品販売が行なわれることが多いようで、日によっていただけるご当地グルメが変化するようです。画像のイヨボヤ焼きは村上市の特産品ブースで販売されていたものですが、「イヨボヤ」は村上の方言で鮭の事だそうで、江戸時代から鮭の自然増殖が行われる等、鮭が地域の特産で鮭食文化も大変に発展した村上の地域性をアピールした一品です(イヨボヤについての補足情報を、サイトをご覧になられた方よりいただきました)。特産品グルメを通じて、そういった各地の特色に触れてみるのも、楽しみ方の一つと言えるでしょう。
若鶏のコンフィサンドと地ビール
「JA豊栄」の売店で購入した「若鶏のコンフィサンド(300円だったか350円だったか失念)」です。ごろごろとたっぷり挟まった鶏肉とトマトの酸味が良く合う1品で、たまにはこういった競馬場グルメも良いものだなと感じました。また、一緒に購入した地ビール(450円)も、いかにも地ビールらしい味わいの満足いくものでした。
タレカツ丼
新潟のカツ丼と言えば、卵とじのカツ丼ではなく、甘辛いたれにくぐらせたカツを乗せたシンプルなタレカツ丼だそうです。画像はNiLS21スタンド4階「一〆」のタレカツ丼。たれが絡みながらもさっくりとした食感のカツがご飯に良く合い、いくらでも食べられそうです。
牛すじカレー
NiLS21スタンド3階軽食「大福」の牛すじカレーはカレーライスに単品でも販売されている牛すじ煮込みをトッピングしたもの。しっかりと煮込まれた牛すじはそのままでも、カレーと絡めても美味しい一品です。
もち豚串焼き
常に販売されているわけではありませんが、新潟競馬場グルメで最も知名度が高いと思われるもち豚串焼き。600円という価格も納得のボリュームですが、ハーフサイズがあればもっと嬉しいところです。味わい自体はシンプルな豚の炭火焼。作り置きだったためか、少しハズレを引いたかな、と感じました。
もち豚串焼きその2
前のもち豚が少しハズレと感じたため、翌年に作り置き品を避けるべく朝イチで購入してみました。前年の物とのサイズの比較は難しいところですが価格が500円となっており、朝からエチゴビールと共に美味しくいただきました。
関連動画
新潟競馬場最大のウリ、芝直線1,000m競走の模様です。遥か彼方から馬群が一直線にこちらへと向かってくるスピード感や、間近で繰り広げられる叩き合いの迫力は、国内ではここでしか味わうことのできないものです。
この日は土曜日という事で、場内はそれほどの混雑を見せていなかったのですが、直線レースの時だけはラチ沿いにびっしりと観客が集まっていました。お気に入りの場所で観戦したい場合には、早めに場所を確保しておく事をオススメします。
雑感
日本唯一の直線競馬が行なわれる新潟競馬場です。外回りコースの直線も日本一の長さを誇り、長い直線で繰り広げられる最後の攻防が大きな見所となっています。
特に夏の開催時には、指定席券が早くに完売してしまうという情報を目にしていたのですが、実際に行ってみると、重賞もない土曜日の午前7時20分頃にも拘らず、既に指定席券売所の前には行列ができており、夏の新潟を代表するイベントとして、競馬開催が人気の高いものになっているという事を感じさせられました。
新潟競馬場 最終探訪日:14.8.3 ページ更新日:14.9.24